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『ラブライブ!サンシャイン!!』~アニメ版序盤予測と現実~

スクールアイドルプロジェクト『ラブライブ!サンシャイン!!』のアニメ化決定おめでとうございます!4月28日の発表でアニメのキービジュアルとAqours9人の自己紹介が発表されました。

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ラブライブ!サンシャイン!!』の概要については、公式サイトへどうぞ↓

www.lovelive-anime.jp

Aqours紹介Movie 


ラブライブ!サンシャイン!! Aqoursメンバー紹介PV

 

*1st single 「君のこころは輝いてるかい?」のfull PV 


[試聴動画]ラブライブ!サンシャイン!!Aqours「君のこころは輝いてるかい?」_Full Size

 

*2nd single 『恋になりたいAQUARIUM』のpv

www.youtube.com

 

本記事では、「サンシャイン‼」のアニメの序盤の展開(特に9人揃うまで)を大胆に予想していきたいと思います。

追記:アニメ終了したので、現実を追記したいと思います。

お品書き

 4月29日初稿

1月17日改変

 

1.ストーリー展開について予測してみた

A.初代『ラブライブ!』の展開について

 初代『ラブライブ!アニメ1期(全13話)の大まかな展開

1.廃校が発表される→穂乃果がスクールアイドル始める決意(1話)

2.同級生の海未,ことりとともにアイドル活動を始める→「μ's」とユニット名決定→初ライブを行うがガラガラ→学校の講堂を満員にする決意をする(1~3話) 

3.1年生および3年生の6人をメンバーへ引き入れる4~8話)

4.ラブライブ出場に向けて合宿などを「μ's」の9人で行う(9~11話)

5.学園祭ライブでで穂乃果が倒れる→ラブライブ出場取りやめ+廃校いつの間にか無しになり穂乃果は目標喪失に

→ことり突然の海外留学でやる気を完全に無くした穂乃果が退部宣言(12話)

6.「μ's」活動休止→ことりを空港で何とか引き止めて復帰→9人で講堂ライブを行い満員でEND(13話)

 というモノでした。アニメ「ラブライブ!」ではタイトル名の「ラブライブ!」をアニメの目標として一応掲げてはいますが、1期では肝心のラブライブには出場しません。翌年に放送された2期では一応出場しますが、ライバルのスクールアイドルなどの描写はA-RISEを除き無く大会よりもμ'sのメンバーの描写が主体となっております。正直なところ、『けいおん!』始め日常ものと違ってスポ根要素があるというメディアの分析もありますが的外れと思います。

さて、『ラブライブ!サンシャイン!!』の展開はどうなっていくのか予測したいと思います。

B.高海千歌がスクールアイドルを始める動機は?(5月31日修正)

ア.千歌の性格を押さえておく

ラブライブ!』におけるμ'sがそうだったように、アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』においてもスクールアイドルを始めるという決意をすることから物語は始まると思われます。

アニメ『サンシャイン!!』において最初にスクールアイドルを始める決意をするのは、公式で高坂穂乃果ポジション=高海千歌とされているので高海千歌で間違いないでしょう。既に他媒体では、千歌が立ち上げたことになっていますし。

しかし、千歌は穂乃果と自己紹介やドラマCD等を聞いているとタイプが幾分違う印象です。千歌の穂乃果との違いを一言でいうと、「穂乃果より幼い妹タイプ」であると感じます

1st single  の自己紹介では

◎リーダーと言っても私が一番の言い出しっぺというだけ

◎下っ端リーダー

◎3人姉妹の末っ子

◎みんなからも幼いと言われる

と自己紹介しています。これらの内容から、リーダーとしての自己評価は低く(リーダーとしての自己評価が高いのも威張り散らすので困りますが)、自己評価の低さによってアニメ版においてAqoursの活動で何らかの問題が生じる可能性は十分に考えられます。

とはいえ、言い出しっぺが千歌である以上少なくともアニメ序盤は千歌が中心となりストーリーが展開していくのでしょう。

 イ.では、千歌はなぜスクールアイドルを始めるの?

では、千歌がスクールアイドルを始めるきっかけについて考察したいと思います。

公式のストーリーは以下のようになっています

静岡県沼津市の海辺の町、内浦にある私立浦の星女学院

駿河湾のかたすみにある小さな高校で2年生の高海千歌を中心とした9人の少女たちが、大きな夢を抱いて立ち上がる。

それは、キラキラと輝く“スクールアイドル”になること!

諦めなければきっと夢は叶う――。

いまはただ輝きを目指して、がむしゃらに駆け抜けていこう!
ここから彼女たちの「みんなで叶える物語」スクールアイドルプロジェクトが始まった!

http://www.lovelive-anime.jp/uranohoshi/story.php

この文章から、千歌は「廃校阻止」の手段として「スクールアイドル」を始めた穂乃果と異なり「スクールアイドル」そのものが「目標」のように思えます。

ちなみに、前作の『ラブライブ!』のストーリー展開は

秋葉原と神田と神保町という3つの街のはざまにある伝統校、音ノ木坂学院は統廃合の危機に瀕していた。
学校の危機に、2年生の高坂穂乃果を中心とした9人の女子生徒が立ち上がる。
私たちの大好きな学校を守るために、私たちができること……。それは、アイドルになること!
アイドルになって学校を世に広く宣伝し、入学者を増やそう!
ここから、彼女たちの「みんなで叶える物語」 スクールアイドルプロジェクトが始まった!

http://www.lovelive-anime.jp/otonokizaka/prologue.html

と「スクールアイドル」は廃校を救う手段として始めたことが公式ではっきり述べられています。

というわけで、前作との最初の分岐点は千歌がなぜスクールアイドルを始めようと

思うのかという点と言えます。

私の考えた仮説としては

A:音ノ木坂学院(時系列が分からないのでμ'sとはあえて書きません)アイドル研究部の活動をみて自分もあんな風になりたいと憧れた。

B:内浦が寂れているせいで色々問題が発生(実家が旅館なので観光客減少etc)しまちおこし」の一環で始める。

 C:音ノ木坂学院と同じく実は廃校の危機であり、廃校阻止のためにスクールアイドルに 

D:1話スタート時に廃校が決定しているので、学校の最後の思い出づくりにスクールアイドルを始める

E:その他(思いついたらコメントお願い申し上げます)

 と4つ幾つかスクールアイドル始める動機を考えてみました。

もちろん、これ以外の動機で千歌がスクールアイドルを始める可能性は大いにあります。それどころか、そもそもスクールアイドルを始める動機は説明されないままアニメが進む可能性もあります。プロのアイドル物ですが、2011夏アニメの「アイドルマスター」の第1回の展開は延々とメインメンバー(765アイドル)の自己紹介に終始しました。

都内某所にある、芸能事務所『765プロダクション』では、

トップアイドルを目指す駆け出しアイドル12人と、新人プロデューサー1人が、
夢に向かって毎日レッスンや地道な営業活動を行っている。
そんな765プロに、密着取材のカメラが入ることになった。
カメラは、輝くアイドル達の姿を撮影する!
――はずだったが、個性豊かな彼女達の取材は一筋縄ではいかず……!?

第1話 これからが彼女たちのはじまり 

http://www.idolmaster-anime.jp/tv/yokoku/ep01.html

このように第1話から、アイドルたちが既にデビューしているところを取材している態で始まっています。同様に「ラブライブ!サンシャイン!!」のアニメにおいてもAqoursがもうデビューしてライブしているところより第1話がスタートとかも無きにしもあらずです。ただ、そんな度肝を抜かれた始まり方になったら正直全ての予測は無駄になるでしょう(泣)

 

ただ、Aqoursはまだ2nd single を出したばかりでアニメ化前のμ'sと比較しても実績がありません。単独ライブすら行ってないですし。この状況で流石に自己紹介から始めると、いくら『ラブライブ!』のネームバリューがあってもアニメ新参組は意味不明で1話切り続出でしょう。

 

という訳で、ここからは千歌がなぜスクールアイドルを始めようと思ったのか説明される前提で話を進めたいと思います。

 

公式ストーリーの、「諦めなければきっと夢は叶う――。いまはただ輝きを目指して、がむしゃらに駆け抜けていこう!」という文面より考えると4つの選択肢の中でAが最も可能性があります。他のAの根拠として、先ほど紹介した1st single PVの最初でも千歌が『ラブライブ!』でも登場した羽を拾っていること、『ラブライブ!』の続編ということが挙げられます。

 

Dの根拠としては、千歌の幼馴染の3年生松浦果南が「電撃G’s magazine 2015年 07月号」で語っていた以下の発言です。

そもそも、私たちの通う浦の星女学院は、μ’sのいた音ノ木坂学院とは違って、もう廃校になることは完全に決定済なんだけどな。大丈夫かな? あの子ホントに分かってるかな―――.

この発言から、“(完全に)廃校が決まっている=タイムリミットのある青春”という発想から思い出づくりに何かしようと千歌が思いつく可能性はあります。実際ラブライブ!2期も、『ラブライブ!』は建前で“3年生にとって最後のラブライブ出場チャンス=タイムリミットのある青春”という図式で進んできたようなものですし。廃校が決まり、なにが良いか考えたときに千歌が偶然音ノ木坂学院アイドル研究部のライブを見て…という感じで、Aと同じようにスクールアイドルを始める決意をする。こう書いていくと、Dの展開になっても多少Aの憧れた要素が入ってくると思われます(ただ、ライブを見て憧れたのがA-RISEだったとかになると、また別です)。

 

Cは、「廃校が完全に決定済み」という設定が改変されればありうる展開です。設定自体はラブライブ!では変わるのは当たり前、というか設定は合ってないようなものです。前作の初期では希は3年生ではなく2年生で、サンシャイン!!でもダイヤと善子は2年生で 曜は1年生でしたし。そもそも論として「廃校が完全に決定ということ」は松浦果南が1度語ったきりですので公式設定であるかすら確実ではないです。

 

ただし、廃校阻止展開は前作「ラブライブ!」1期で途中に唐突に達成されたとはいえ、1度やっているので正直面白みにかけます。個人的には、廃校の危機を救いたければスクールアイドルよりも、地方という地の利を生かして女子高版ラサール高校化した方が現実的と思います。Cの展開で行くならば、途中まで廃校の危機を救う名目でやっていたが1期10~11話位で廃校が完全に決定するという『ラブライブ!』の音ノ木と逆のパターンを狙うかです。

 

Cの妄想としては、1期終盤は廃校決定のせいで千歌が心折れ...で立ち直るという展開になり、(大コケしなければあるはずの)2期では思い出づくりで廃校前の最後の花火的にラブライブ!優勝を狙う→優勝orそれに準じた成績で浦の星に最後に錦を飾り閉校式でENDというパターンが思いつきます。で、前作でも2期11話でみんな泣いていたこと(ココ参照)から、同じく「サンシャイン!!」でも思い出づくり→みんな泣くという展開が想像できます(理由は廃校でバラバラになるため)。

 

Bの可能性はは正直、可能性としては低いでしょう。『ラブライブ!サンシャイン!!』においても『ラブライブ!』でガッチリ掴んだファンを離さないように万人受けを狙っていくはずです。なのに、「まちおこし」などというお題目を主題に掲げますと、ストーリーで大人ががっつり登場してくるでしょう。よっぽど上手く話を作らないと、主役のAqoursメンバーをサブキャラである大人たちが食ってしまい「アイドル」アニメとしてはWake Up ,Girlsもビックリの駄作に終わります。

 

ですが、Bの展開は個人的には純粋に一番やってほしい展開ではあります。なぜならうまくいけば、「町おこし」などの問題を扱った社会派アニメとして前作や他のアイドルアニメとして大きく差別化できる上、Wake Up, Girls!みたく沼津の仕事がドンドン入ってくる可能性があります。正直AやDの展開ですと、極論「けいおん!」の劣化コピーで終わりかねません。かといって、Cの展開を踏襲すれば前作の劣化コピーになりかねません。とはいえ、「まちおこし」の一環でローカルアイドル物は一応あります。(ただし、知名度はラブライブ!よりかなり低いですが・・)

www.tbs.co.jp

 

次に取り上げたいのは、スクールアイドルを立ち上げたとしてどのようにメンバーを引き入れるのかという問題です。

C.どうやって、メンバ―を引き入れるか?

千歌が「スクールアイドル」を立ち上げることそのものが目標であると大きな問題があります。

それは、スクールアイドルに興味がなさそうなメンバーをどう引き入れるかということです。前作の絵里もアイドル活動に批判的であり、廃校阻止に向け生徒会で独自に活動を試みました。最終的にはアイドル研究部に入るわけですが、一番の理由は「やりたいこと」を追及した結果であります。しかし、やはり「廃校阻止」という大義名分というか接点があったのもきっかけでしょう。

入学したての1年生は別として、生徒会とは関係ない3年の矢澤にこもスクールアイドルの一応現役部員という接点があったので加入したわけですし、(一応進路問題がある筈の)3年生は3年生という活動期間の短さを覆せる主人公サイドとの接点がないと視聴者に説得力のある加入動機にはなりません。

 

本作ではダイヤや鞠莉あたり大義名分もない中で、どう説得するか見ものです。前作の絵里は加入までに1期の3分の2使いましたが、「廃校阻止」という大義名分があってもあれだけかかるので、大義名分も(今のところ)無い本作では、下手したらメンバー揃えるので1クール終わりという可能性もあり得ます。

2クール目から本格始動で、「けいおん!!」みたいに2期は2クールかけて細かく描写とかも「サンシャイン!!」はμ'sでガッポリ稼げたことから不可能ではありません。そんなスローペースで、アニメ新参組が2期を見るかは別ですが。

 

 

2.ストーリー展開についての現実

ここからは実際のストーリー展開を紹介して、予測の答え合わせをしていきたいと思います。

A.千歌がスクールアイドルを始める動機

1話を見れば分かるように、千歌はμ'sの映像を見て普通の女の子でも『輝ける!』という願望からスクールアイドルを始めています。

参考記事: ラブライブ!サンシャイン!!アニメ1話「輝きたい!!」感想~上層部の縛りで駄作フラグ~

このことから、予測の「A:音ノ木坂学院(時系列が分からないのでμ'sとはあえて書きません)アイドル研究部の活動をみて自分もあんな風になりたいと憧れた。」という動機でスクールアイドルを始めたと言えます。

 

途中6話で、廃校(になるかもしれない)というストーリー(予測のC)が唐突に加わりますが

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反応がこんな有様です。という訳で、廃校阻止は主要な軸にはなってないですね。

参考記事:ラブライブ!サンシャイン!!アニメ6話「PVを作ろう」感想 

 

μ'sに憧れて始まったアイカツですが、12話でμ'sと違う道を進むことを決意するも、『輝きたい!』というバズワードで押し通したまま迷走して終了しました・・・

参考記事:ラブライブ!サンシャイン!!アニメ12話「はばたきのとき」感想~脱μ's回であるが・・・~ 

 

B.仲間の加入はどうなった?

概ねは前作同様に、2年⇒1年⇒3年という組み合わせで加入した流れとなります。ただ、3年生が以前にスクールアイドルをやっていたという点が大きな違いとなります。

 

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