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小説版「BanG Dream!」はもう1つのポピパが生まれるまでの物語

BanG Dream!」、アニメは0話切りですがアプリでハマってしまい小説を買ってしまいましたよ…

BanG Dream! バンドリ

BanG Dream! バンドリ

 

 「BanG Dream!」のソシャゲ新参組である、笹史(@sasashi1992)です!

バンドリアニメは、事前の評判を聞き0話切りの私ですが、「バンドリ!ガールズバンドパーティ」をダウンロードして遊んでからすっかり 「BanG Dream!」にはまってしまいました。

初心者としてのプレイ日記⇒バンドリ! ガールズバンドパーティ!をプレイしてみたよ!~初心者向けプレイ記~

 

アニメの後半もぼちぼち流し見したりしていますが、前半が悪評過ぎてがっつり見る気がせずという所、 「BanG Dream!」にも小説があるということを知り購入することに。読破した書評を書いていきたいと思います。

 お品書き

特徴:登場人物の性格が深い

本小説版ではアニメやアプリよりも登場人物の背景が複雑なのが特徴と言えるでしょうか。

ア.暗い香澄 

まずもって驚いたのは、主人公の戸山香澄の性格がアニメやアプリ版と違いすぎます。

香澄にとって音楽とは“1人きりの信仰”のようなものだ。たとえるなら、こっそりポエムを書いたり、眠る前に妄想したり、寝ているときに夢を見たりすることと同じ。人との関わりなかや、人目のあるところに、香澄の音楽はない。香澄は外で鼻歌を歌うことは決してなかった。音楽の授業の合唱のときにも、口をぱくぱくさせているだけだ。 p8

 香澄はアニメでは元気を通り越して池沼キャラとか言われていますが、そのようなイメージが染み付いた方がこの香澄を見れば同一人物とは思えないでしょう。

この後ポピパとなる他の4人と出会うことで香澄の性格は少しづつ明るい方向へ変わっていきますが、アニメ版もコチラの性格ならばもう少し人気が出たに違いありません。

 

イ.不登校引きこもり有咲とか忍者りみ

 小説版市ヶ谷有咲は定時制と偽って実家の蔵に引きこもっている“蔵弁慶”。牛込りみによって中盤に不登校であることが発覚し、りみのミッションにより連れ戻されることになりますが... 

 そのりみも「ザ・ニンジャ」というバンドに憧れ、ベースを極めて最高のバンドに入るべく兵庫から上京してくるという人物像で、アニメやアプリとは名前と担当楽器以外別物の人物と言っても過言ではありません。

 アニメも小説そのままの人物設定なら、どういう展開を送っていたのでしょうか?気になるところではあります。

 

終わりに:あくまで、ポピパ結成の物語

最終的に山吹沙綾が加入し、ポピパが結成されて本小説は幕を閉じます。アニメで言えば、展開こそかなり違えど8話までの流れに相当します。アニメでは9話以降で5人が揃ってライブハウスでアルバイトしたり、香澄の声が出なくなったりと修羅場が続きます。また、アプリ版でも別の物語がポピパの他にも展開されていますがこの小説では結成後のことは語られません。その意味で、小説版「BanG Dream!」はあくまでポピパのプロローグに当たる物語というスタンスなんでしょう。

 

その意味で、ポピパの生まれる過程を活字で追える本作はアプリ版で「BanG Dream!」に興味を持った人がより「BanG Dream!」、ことにポピパを好きになるために強くおススメできますね。

 

(1482字)