みなさん、こんばんはラブライブ!サンシャイン!!の感想です。
ラブライブ!サンシャイン!!アニメ1話「輝きたい!!」感想~上層部の縛りで駄作フラグ
を先にご覧ください。毎度のことながらネタバレですので未視聴の方はご注意ください。
お品書き
1.今回の懸念
今回は前回の感想で、
という訳で、10話「シャイ煮始めました」に続きます。予告とタイトルから、次回は箸休め回っぽいですが・・
と書きましたがその予想はいい意味で外れました。
もし唯の箸休め回なら、このように6話以上に批判していました。「アニメの1クールと限られた尺を本筋とギャグ回で無駄に使うな」,「ドラマCDでやれ」と。しかし、その懸念は無くきちんとギャグも盛り込みつつ話も進んだので良かったと思います。
追記:アニメ版ラブライブ!サンシャイン!!基本的にギャグ描写は評価していません。
理由は、アニメはファンを大量獲得でき、かつシリアスな場面を展開できる唯一の媒体だからです。しかもたった13話というアイマスやアイカツスターズ,プリパラより短い尺でシナリオを構成するので本筋に関係ない話は本当に邪魔です。加入回すら梨子を加入させたら、デレアニ2話のように顧問によりパッと集まっていたという形でいいとすら思います。どうせ9人加入は既定路線なのですから。
他の媒体ですと漫画版はG'sコミックの購入が必要で,CDドラマは曲目当てがほとんどで注目されない(かつ声だけなので描写がムズイ),スクフェスは音ゲーなので音ゲーに興味が無いと始めない。
2.今回はどのような回であったか
今回は、「ピアノを吹っ切ってAqoursと過ごす梨子」と「Aqoursと同じ位ピアノが大切なはずと主張する千歌」の関係がメインの回です。
冒頭に、梨子へ前作1期9話ラストのことりの留学フラグを思い起こさせる「ピアノコンクール」へのメールが来ました。
ちなみに、梨子が出るコンクールは日程などからグレンツェンピアノコンクールであると思われます。
#lovelive_sunshine
— 急行いわき1号 (@nakoso3311) 2016年9月3日
梨子が出るピアノコンクールは「グレンツェンピアノコンクール」と推定
メニュー項目が完全一致https://t.co/GMyqp2N8QR
このメールが来た瞬間に前作1期の最終盤のことりや本作過去の鞠莉の留学のように本人は行きたくもないのに成り行きで行くこと(ことりは未遂ですが)になり、周囲がギスギスするパターンだと不安になりました。
ですが、梨子は自分で中盤でピアノコンクールのメールを削除し
更に梨子が「Aqours(というかここでの生活)>ピアノ」が大事だと千歌に告げたことから、梨子はピアノを吹っ切ってAqoursと過ごす道を選んだと言えます。
なのですが、ここで「ピアノを吹っ切ってAqoursと過ごす梨子」と「Aqoursと同じ位ピアノが大切なはずと主張する千歌のやり取りは終わりではありません。このときは千歌の梨子への本心は伝えられなかったままです。これが後半に尾を引きました。
果南が梨子,千歌とダンスの相談(ちなみにアニメ版果南は、梨子ちゃんと梨子を「ちゃん」付けで呼んでいます)に誘い、「大切なもの」をテーマに千歌が歌詞を描くと果南にいったときのことです。「大切なもの」で歌詞を読むのが止まった梨子を懸念に思った千歌が、梨子自作の「海に還るもの」の楽譜を見つけます。
そこで、千歌は梨子を再び真夜中に起こし「海に還るもの」を引いてみて欲しいと言います。
千歌は梨子の演奏を聴き、梨子にピアノの件でついに自分の思いを伝えます。
千歌 この町や学校やみんなが大切なものなのは分かるよ。
私も同じだもん。でもね、梨子ちゃんにとってピアノは同じくらい大切なものだったんじゃないの? その気持ちに答えを出してあげて? 私待っているから。どこにも行かないって。ここでみんなと一緒に待っているって、約束するから・・だから・・
梨子抱きつく
梨子 ホント、変な人
このように、梨子に「Aqoursと同じ位ピアノが大切なはず」と本心を伝えました。個人的には、「あっ、これはピアノコンクールを優先してラブライブ!予選会辞退」だなと思いました。最もメンバーが揃ったばかりのラブライブ!予選会に出場しても、8話のように負けパターンは目に見えてますが。というか8話で負けパターンの話をやったのは、ラブライブ!予選会で負けるのの先取りだと思います。
もし7・8話で東京でライブで0票という話でなければ、
ラブライブ!予選会出場→ぼろ負けでSaint snowみたいにライバルユニットに「ラブライブ!は諦めろ」的な発言→曜あたりが「悔しくないの?」→人間関係こじれるで活動休止→千歌が(梨子に)「悔しい」と号泣で本音みせたね→俺たちの戦いはこれからだ!で2期
みたいな話になったのでしょうか?
その場合、8話のこのシーンは最終盤のクライマックスに来ていた可能性もあり得ます。それならば、1期はμ'sに憧れていて遊び半分でスクールアイドルをやっていた千歌が本気で「上手くなりたい」と志すまでの成長のストーリーになりそうですが(某吹奏楽アニメとダブりそうです)。
3.今後の展開について
ア.渡辺曜問題
次回の予告は、「友情ヨーソロー」とどう考えても曜回でしょう。
8話や今話の描写から、今まで親友と思ってきた千歌が梨子と関係を深めていくのに悩んでいく話でしょうか。加えて、今回の終盤の千歌と梨子のやり取りからラブライブ!予選会は辞退すると思われます。そうなると、辞退に関して「勝手に決めないでよ!」と千歌にブチ切れる可能性もあり11話どころか最終話まで曜の問題はもつれる可能性はあります。そうなると、前作1期のことりのように叩かれまくる可能性もあります。
曜のフラグの描写としては、8話のこのシーンや
11話で千歌が梨子の件で悩んでいるのに気づくも、「何でもないよ」と言われ踏み込めなかったこのシーン
と十分にフラグは有ります。
他人のブログですが、渡辺曜論はここら辺の考察が11話に繋がりそうだと思います
イ.「海に還るもの」はどうなるか
今回千歌は、「大切なもの」をテーマに新曲の歌詞を考えるも悩む描写がありました。梨子はメロディーは歌詞が無いとイメージが付きにくいと言っておりましたが、おそらく「海に還るもの」に千歌が歌詞をつけて新曲になると思われます。過去に作られた曲を披露するというのは、前話旧Aqoursの「未熟DREAMER」もそうでしたし。
あるいは、最終話でラブライブ!予選会の日を辞退して臨んだピアノコンクールで「海に還るもの」を引いてリベンジを果たして1期ENDの可能性もあります(そして、コンクールは梨子以外の8人も見守ってほしいというのが願望です)。
どちらにせよ、1期終盤の重要楽曲には違いありません。
4.総評
ギャグ描写で30分という尺が終わるのかと不安半分でしたが、いい意味で「ちかりこ」の関係が描けて良かったと思います。願わくば、もう少し梨子がピアノを大事に思っているシーンが10話までにあれば千歌の
でもね、梨子ちゃんにとってピアノは同じくらい大切なものだったんじゃないの? その気持ちに答えを出してあげて?
に重みが出たと思いますが。アニメオリジナルキャラクターでしかも動物と本筋の絡まないしいたけに追われるシーンをくどいくらいやるなら、ピアノのシーンを入れてほしかったです。千歌と梨子の関係をかけていたのでギャグシーンも我慢して見れました。
本話の梨子については前作のことり留学の時との違いなどについても触れたいですが、長くなるので桜内梨子考察記事で書きます。
5.不満点
ちなみに、千歌と梨子以外の描写は全く評価できません。正直合宿の描写は全部削っても良かったと思います。
10話終盤は合宿自体無くちかりこの様子をみた曜があらかさまに突っかかるor千歌がみんなに「ラブライブ!予選会を辞退したいと思います」と発言してギスギスムードで次回の引きにするでも良かったと思います。
その他のシーンの感想
142 : 名無しで叶える物語(らっかせい)@無断転載は禁止2016/09/03(土) 23:03:38.39 id:wmlNAF0m
もう3年はフォローしてやる気もないのか
千歌がしっかりしてたせいで余計に酷さが目立つという
脚本は3年に恨みでもあるのかよ216 : 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ)@無断転載は禁止2016/09/03(土) 23:07:10.23 id:Dj0fNxZP
普通にトレーニング回+ピアノコンクール話でよかったろ。サービス精神が空回りしてるような649 : 名無しで叶える物語(黒酢)@無断転載は禁止2016/09/03(土) 23:35:21.02 ID:7OJmUaqx
百合推し露骨過ぎて萎えるし練習しないで遊んでばっかだし
ラブライブは遊びじゃないって言われてもなにも感じてないし成長してないんだなあと
とりあえずラブライブ!決勝に本気で進みたいなら、響け!ユーフォニアムの滝先生みたいな指導者が必要でしょうか。
10話はとりあえず合宿全カットで梨子と千歌(とそれに嫉妬する曜)に登場人物を削り、「海に還るもの」にサブタイトルを改名すればいいと思います。
番外編:10話BADEND的な同人誌を読んでみた
10話で渡辺曜に関して、不穏なフラグが立つものの 基本的に11話で概ねフラグ回収は終了したというのがラブライブ!サンシャイン!!を見ていた視聴者の多くの感想でしょう。
しかし、不穏なフラグが収まらず曜の梨子への嫉妬が直接的に千歌に向けられた時に、どのようになってしまうのか? という同人誌を先日見かけたので購入してみました。
題名は、「school idol days S」。題名と表紙を見ただけでシリアスを通り越した漆黒感漂うシナリオが読まなくても分かります。
話としては、10話で梨子と千歌の 抱擁シーン(以下のシーン)を目撃してしまった曜が嫉妬を隠しもせず千歌に詰め寄ってしまったために、破局的な結末を迎えるのが全てです。同人誌の作者曰く、10話からの分岐という態で描いたそうです。
曜が良くも悪くも少しだけ大人だったため、本同人誌みたいな結末は回避されましたが、曜がかなり嫉妬深ければ(嫉妬ファイヤーどころで済まなければ)
でラブライブ!サンシャイン!!完となるところでした。
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(4446字)