みなさん、こんばんはラブライブ!サンシャイン!!の感想です。
ついに最終回まで2話となったラブライブ!サンシャイン!!ですが、「はばたきのとき」はどのような回であったでしょうか。全体的に振り返っていきたいと思います。
お品書き
1.今回の全体的な感想
今回は、予備予選を突破したAqoursの9人がこの時期にμ'sが既に廃校を救っていたということで東京に行きμ'sの凄さを見つけようとするも、μ'sが「何も残さなかった」ということを知り千歌がμ'sの背中を追うのを止めるというお話です。
一言で言えば、「千歌回+μ's回」でありサブタイトル「はばたきのとき」の意味は
Aqoursはμ’sの跡を追わない
— しゅんた@リーマンライバー (@shuuuntaa) 2016年9月17日
μ’sの影からの、「はばたきのとき」
はっきり描かれていましたね#lovelive_sunshine pic.twitter.com/IoogbBvnoD
ということでしょうか。
今回は千歌たちAqoursがμ'sと決別して自分たちの道を歩んでいくというアニメ単体では勿論ラブライブ!サンシャイン!!プロジェクト上でも絶対に必要な回で、ここまでのμ's連呼も今回のための伏線と言えます。
話自体も10話みたいに鼻に付くギャグ描写も無く、ラストで千歌が羽を拾う(≒μ’sのバトンを渡す)に繋がっていたので11話より良かったと思います。
展開自体は予定調和で必要な回なのですが、「μ's連呼をここまで引っ張るくせに本人たちどころか、サブキャラすら登場しない」のは正直どうなのと思いました。
まあ、商業的な理由でμ's必要なのは理解できますが
385 : 名無しで叶える物語(たこやき)@無断転載は禁止 (ワッチョイ 97bc-chWY)2016/09/17(土) 23:17:31.17 id:x0955rss0
紅白まで出た前作を無視したり軽視したりするのは商業的にOK出ないだろうし このへんがちょうどいい落としどころだろうよ
2期からまったく新しい話になる期待をさせてくれる11話だったってことで
シナリオ的には枷でありました。制作側特に正直ラブライブ!サンシャイン!!アニメ6話「PVを作ろう」orラブライブ!サンシャイン!!アニメ第10話「シャイ煮はじめました」のちかりこシーン以外を削って早々に部員を9人集めてこの話をやっておけば、上層部(監督とか脚本ではありません)からのμ's出せというノルマと視聴者側のAqoursの物語を見たいというのを両立できたと思います。
まあ、ここら辺はラブライブ!サンシャイン!!を統括した感想で詳しく述べましたが
上層部(スポンサーとか)に一言
『μ's(の幻影の)過度の登場は新規層も、μ'sからの乗り換え組も望んでないから辞めろ!』
とだけ言っておきます。
2.場面で振り返る「はばたきのとき」
前話で行われた予備予選を終えて結果発表の瞬間です。
どうやらAqoursは無事に予備予選突破できた模様で何よりです。ここで突破できなければ、修羅場になりかねないところでしたが。次の予選会の9人でのライブは次回なのか、(99%あるであろう)2期なのかは分かりませんが。
ここで説明会の申し込み人数が0人と言うのは、8話の東京でのライブでAqoursへの投票が0であるのと同様「0からのスタート」という演出ありきなのでしょう。ここら辺は整合性より千歌に「また0か・・」と言わせることを重視した結果でしょうか。
まあ今作の学園の教職員は、有能無能以前にこの学園の状況をどう思っているのかさっぱりわからないので説明会0という結果でも当然の結果ですが。自分が親なら、こんな学校にしか入学できないなら中卒で働くorバイトしつつ独学で大学目指せといいますよ。
某氏から借りて読んでみたけど、結構現実に即し、かつ実名で登場している人・モノがある設定ほんとすこ
— 急行いわき1号 (@nakoso3311) 2016年9月15日
休日の学習時間0の人がいるんですが pic.twitter.com/GfMqJsQDTI
この本読みましたが、学生的に学習時間0はどうなの?という気はします。
— 笹史 (@sasashi1992) 2016年9月15日
3年生組も受験とか触れられていないですし、勉強というものは重きを置かれてないのでしょうね。だから受験者の減少を招いたともいえるのですが・・ https://t.co/ZSbfNF3CdP
進学の場合部活の成績で指定校などの推薦枠を取れる可能性がありますが、そうでなければ勉強すべきです。(現役受験生より)
— 急行いわき1号 (@nakoso3311) 2016年9月16日
受験者の減少(アニメ版では0.15倍の大幅なる定員割れ)の原因はある意味での「人災」かもしれません。 https://t.co/rlbbnnib9x
@nakoso3311
— 笹史 (@sasashi1992) 2016年9月16日
生徒たちがスクールアイドルで廃校を救うより、教師が責任取れよと言いたくなります。前作と違い理事長すら生徒ですが、ギャグ描写のつもりが
教師に怒りしかわいてきません。ドラゴン桜の桜木なら全員クビにしそうです。
@sasashi1992 おっしゃる通りです。浦の星を運営する学校法人は沼津にも学校を構えているようなので、浦の星は左遷先の感が否めません。生徒を取り巻く環境が悪いのでは、いくら生徒を集めようとしても社会の信頼は勝ち取れません。
— 急行いわき1号 (@nakoso3311) 2016年9月16日
まあ、教職員が出てないのは大いに不満で本作では廃校問題自体さして重要視されてないのでしょう。せめて前作のように理事長が出てくれれば、大人サイドが廃校をどう考えているか分かるのですが・・・
個人的には鞠莉の親が2期1話で登場し新理事長に就任し、そこで「廃校決定」を宣言と予想しています。流石に0から廃校阻止ラインまで入学説明会の希望者を集めるには無理がありますし、かといって次回唐突に廃校決定で終わらせても2期決定まで「あの結末は何なんだ?」状態は目に見えてます。
果南がサインを求められるなどAqoursの人気が着実に上がり予備予選突破など結果が出ているにも拘らず、説明会希望者が0という現実に直面します。
果南は「うちも今日は予約0」と例を挙げて田舎でスクールアイドルの難しさを千歌に語りますが、千歌は「それを言い訳にしてはダメだ」とあくまでスクールアイドルでの廃校阻止を強調します。
てか、「予約0」とは果南の家も家計は苦しいようですね・・・
果南の進路について考察されているのをネット上で見たことありますが、果南が大学進学するというのは1つも無かったです。まあ、親が怪我で休学なので裕福ではないでしょう。
ラブライブ!シリーズでは進路関連のイベントは「今が最高!」というご都合主義で不気味な程に語られておらず、留学すら「世間的には正しいが本人は行きたくないもの」と否定的なイベントとされています。けいおん!ですら進路に悩む姿は書かれ、進路決定まできちんと書かれたののに・・・ 2期で「3年生にとって最後のラブライブ!」とか言われても説得力0です。
参考 【アニメ1期】第12話「ともだち」 : ラブライブ!のきせき
「μ'sと私たちの違い」,「μ'sがなぜ音ノ木坂を救えたのか」,「μ'sの何が凄かったのか」を確かめるために4話ぶりに東京に向かうことになったAqoursメンバーです。
スペシャルゲストとして、Saint snowの2人を呼んだAqoursのメンバーです。再生数で自分たちを上回っていると褒めつつも、「絶対に負けない」と話す聖良。勝ちにこだわってない姿勢に理亞 に「こいつバカァ?」と言われます。なぜ、これほどまでに勝ちにこだわるかの理由はA-RISEに憧れてスクールアイドルを始め 「μ'sやA-RISEと私たちの違い」,「μ'sやA-RISEの何が凄かったのか」の答えを見つけるために『同じ景色に立ちたかった』というものです。普通に考えると、Saint snowの2人が2期でAqoursを見て「勝利だけじゃない」と考えを改めるのでしょう。果南が2人のことを「1年生の私たちを見ているようだ」という発言をしていたので、「勝ち負けよりやりたいようにやる」といういつものパターンに落ち着くのでしょう。
でも、それで本当にいいのでしょうか? 何かと感じ悪いとか不評のSaint snowですが、個人的にはAqoursよりSaint snowに勝ってほしいです。
7話では行くことのできなかった音ノ木坂学院に行く千歌たちです。学院につくと音ノ木坂のモブの後輩が登場し「μ'sのことを知りたくて来た」という千歌たちに対し「ここには何も残っていない」と告げました。「物なんかなくても心は繋がっているから」とうことらしいですが、ネット上では「ここには何も残っていない」ということの解釈で随分荒れています。意見としては、劇場版のラストのゆきありが新入生にスクールアイドル部を解説している場面と矛盾するといったものが1つ挙げられます。個人的には、劇場版を見ていないこともあり特に引っかかるところは有りませんでした。
まあ、μ'sは顧問も不在でシステムも特に優れている訳ではありませんでしたし9人の才能に依存していたので妥当かなと思いました。
ここは穂乃果似の女の子が手すりを滑り落ちるシーンです。ここら辺は深読みして整合性を求めたら負けな場面でしょう。
最後にμ'sが2期11話で解散宣言をした砂浜で、千歌が1期の結論めいた発言をします
μ'sの何が凄かったのか…
多分、比べたらダメなんだよ…。追いかけちゃダメなんだよ…。
μ'sもラブライブも… 輝きも…
千歌の言葉に対して、意味が分からないという善子やダイヤに対し
果南:そう、私は何となく分かる
梨子:一番になりたいとか、誰かに勝ちたいとか
μ'sってそんなんじゃなかったんじゃないかな。
とフォローが入り、千歌は μ'sの凄いところを「何もないところを、何もない場所を思いっきり走ったという所だと思う。みんなの夢を叶えるために」と一言でまとめました。
新しいサインを考えつき、Dear穂乃果という千歌の独白と何となくいい話風で今話も終わりついに最終回です・・
まとめ
このまま最終回も良い話風に終わりそうなのですが・・・
で、君たち9人はスクールアイドルで何がしたいのですか?
前作の穂乃果たちは少なくとも1期終盤までは「廃校阻止」という明確な目的でスクールアイドルをしていたのですが君たちにそういう目的無いよね(だからこそ12話で目標が唐突に消滅したときに穂乃果は「スクールアイドル辞めます」となった訳ですし)?
最終回ではここに期待したい所です。
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