みなさん、こんばんはラブライブ!サンシャイン!!の感想です。ついに最終回を迎えましたね。【明日放送】TVアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の扱い - 笹史の日記を先にご覧ください。毎度のことながらネタバレですので未視聴の方はご注意ください。
とりあえず、今話は色々批判が出ているようですね。こんなに叩かれる話を個人的に視聴したアニメで遭遇した(艦これとかも花田さん脚本で炎上しましたが見てないので除外)のは、アイドルマスターシンデレラガールズ6話以来です。
まあ単純にそんなにアニメを見てないだけなのですが、2chのラブライブ!板のみならずいつもは絶賛意見が大半のTwitterやニコ生でも評判がかなり悪いのか批判が相次いでいます。
そのような批判意見の多い今話ですが、私個人としては今回を取り立てて駄回というつもりはないです。正直もっと酷い回はいくつかありました。とはいえ、褒められるできだったかというと即答で「NO」と言えます。
ア.終わり方が最終回らしくない点
一言でまとめると「私たちの輝きはこれからだ!」エンドでした(13話)。
— 渡辺総研@渡辺曜神学論者 (@WTNBYoU_0803) 2016年9月24日
終わり方がいかに「私たちの輝きはこれからだ!」≒俺たちの戦いはこれからだ!なのは同感です。これで2期ないと、文字通りラブライブ!コンテンツ自体が打ち切りエンド感で「オワコン」になりかねないですね。中盤は2期前提だろというのが総意でしたが、このシーンにしろ12話でμ's要素をAqoursの出番を削っても詰め込んだのに「何も残さなかったんだよ」とかいうセリフ1つで本人未登場で退場させたことといい終盤の制作段階で1期で終了とかに方針が変更なのでしょうか?
とはいえ、最終話の速報で2期発表が来ていたら、批判も少しは和らいだかと思います。ラブライブ!サンシャイン!!という、超ビッグコンテンツのアニメの終わり方がこれかよというのも批判の要因だと思うので。これが無名のオリジナルアニメとかあまり有名でないラノベとかでしたらネットで「なんか中途半端な終わり方だぞ」と騒がれて消えるのみですから。
EX.魔法戦争
最終回の有名シーンです
イ.最終回のシーンをザックリと振り返る
ラストは煮え切らないですが、最終回を振り返って考察します。
貴重な練習シーンです。前回のラブライブ!サンシャイン!!より地区予選に挑むことがから分かりますが、この期におよんでやっと練習シーンです。
説明会希望者は、相も変わらず0(ゼロ)です。前回も説明会希望者が0でしたが、千歌は「立地の問題で言い訳してはダメだ」と東京へ出向いて音ノ木坂との違いを見つけようとしていましたが見当違いな気がします。というかスクールアイドルを頑張っても知名度こそ上がれど、指導者がいるわけでも設備が整っている訳でもないので入学者が増えないような・・・
むしろ個人的に入学者が集まらないのは、
進学の場合部活の成績で指定校などの推薦枠を取れる可能性がありますが、そうでなければ勉強すべきです。(現役受験生より)
— のぼりと(旧 急行いわき1号) (@nakoso3311) 2016年9月16日
受験者の減少(アニメ版では0.15倍の大幅なる定員割れ)の原因はある意味での「人災」かもしれません。 https://t.co/rlbbnnib9x
@nakoso3311
— 笹史 (@sasashi1992) 2016年9月16日
生徒たちがスクールアイドルで廃校を救うより、教師が責任取れよと言いたくなります。前作と違い理事長すら生徒ですが、ギャグ描写のつもりが
教師に怒りしかわいてきません。ドラゴン桜の桜木なら全員クビにしそうです。
@sasashi1992 おっしゃる通りです。浦の星を運営する学校法人は沼津にも学校を構えているようなので、浦の星は左遷先の感が否めません。生徒を取り巻く環境が悪いのでは、いくら生徒を集めようとしても社会の信頼は勝ち取れません。
— のぼりと(旧 急行いわき1号) (@nakoso3311) 2016年9月16日
と学校側の問題が大きいと思っております。鞠莉が理事長なのも、浦の星女学院を取り巻く大人たちの無責任さ・無能すぎてついになり手がいないとかいう描写なら評価しますが、(運営側の)狙いは単に大人を出さないためなんでしょうね。本作は千歌のスペックや廃校での反応などが妙にリアリティがありリアル路線かと思いきや、こういうところはファンタジーで済ませるのですね。
だから、最後が地区予選の結果が分からないとかいう投げっぱなしENDになるのも無理からぬことです。2期前提なのでしょうが、1期のシナリオがガタガタすぎて、2期が神脚本でもかえってちぐはぐさが目立つだけです。
千歌たちが、学校存続のためにずっと練習していたということを知るよいつむトリオ
です。ここのシーン自体は視聴していた時、「ああこういうシーンが見たかった」と胸をなでおろす反面、せめて9or10話までくらいにやるべきシーンであると思います。少なくともこの3人はヒフミトリオと違い神モブとはとても言えません。
千歌が梨子へ地区予選の意気込みを話しているときに千歌の母親が登場します。
千歌より幼そうなのは置いておいて、「普段は東京にいる」という意味深な発言です。
旅館は志満に任せているそうですが、東京になぜいるのかが疑問です。内浦あるいは沼津では仕事が無いからというのが舞台設定から考えて有力ですが・・・
これが、2期の伏線であることを祈ります。実は千歌たちは東京出身で、何らかの事情で内浦へ都落ちとかいう設定もあり得ます。9話で誰も予想していなかっただろう、果南が「実は歌えなかった」というのが唐突に出てくるアニメなので。
地区予選の名古屋に来たAqours一行です。よいつむトリオの呼びかけで、浦の星女学院学生一行が集まりました。学園一丸でAqoursと一緒に歌おうと言うことですが、梨子が「事前登録していないメンバーは歌えないとか」ということです。そんなこと分からんのかというのは置いておいても、2つツッコミが。
①素人に歌わすとかAqoursは何考えているのですか?
:Saint snowが聞いたら「あんたら、棄権すれば?」と言われても可笑しくない位の勝ちにこだわらなさに驚愕です。そりゃスクールアイドルやっても入学希望者0も当然です。
②教員はいないの?
:学園一丸での応援とか言っている割には教員の姿は見えません。廃校阻止に必死なのは子供たちだけで、大人たちは実は廃校してほしいのではとすら思います。
まあこのアニメ、大人たちが廃校についてどう思っているのかすら分からないのですが。アルミ版ラブライブ!で希が最初に所属していた超常現象研究会の顧問は、廃校でやっとお役御免とホッとした様子すら浮かべていましたが、そういう描写すらないのでどうしようもありません。
本番直前に学年ごとにそれぞれの思いを語るシーンです。このシーンは良かったです。善子とルビィってろくに会話してないじゃんというツッコミは置いておいて。
なんと13話から見始めても、これまでのラブライブ!サンシャイン!!を5分で振り返れる親切な設計です。 13話ひいてはアニメラブライブ!サンシャイン!!全体で最も批判の多いシーンですが寸劇の中身はあまり批判はする気はありません。最終回なのにこんなに尺取るなとは思いましたが。個人的にはこの寸劇の時間を削って、響けユーフォニアム(1期)最終回のように結果発表のシーンと大会終了後の9人の様子を入れてほしかったですが。
新曲「MIRAI TICKET」です。この曲も純粋に良かったですが、最後の千歌が突然非常口に向かうのだけはいただけません。大会なのに勝敗を投げる行動で非常にいただけない行動で、Saint Snowが見ていたら後で罵倒どころか口もきいてもらえないでしょうか。
他のメンバーも予想外の行動にこの顔です。Aqoursに勝ちにこだわるガチ勢がいれば、この行動1つでAqours解散騒動が起きてもおかしくありません。煮え切らないラストです。
この後、ラブライブ!サンシャイン!!の最初のキービジュアルと同じ写真を撮影するシーンで終了します・・・ 地区予選の結果は投げられたまま・・・
ウ.総評
まあ、全体を通してツッコミどころだらけで整合性の「せ」も考えられてないシナリオですがなんだかんだ面白かったです。まあDVDを買うことはないですが、CDやコミックなどの関連グッズは購入していきます。ですので、これからもラブライブ!サンシャイン!!についての記事を頻度は不定期ながら執筆予定ですのでお楽しみください。総まとめみたいな記事を書くかもですが、今後は多忙な可能性もある上「響け!ユーフォニアム2」の感想を書いていくのでいつになるかは不明です。
というわけで、アニメと同じくこの言葉でこの1文で締めます
「君の心は輝いているかい?」
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