アニメ『響け!ユーフォニアム2』1話の後半の感想について書き連ねていきます。当然のごとくネタバレになっていますので、未視聴の方はお気を付け下さい。既に2話が放送&視聴済みですが、 先に1話感想を終わらせていきたいと思います。
未試聴のかたは、まずアニメ本篇をご覧ください。
また、1話前半の感想(希美があすかに部活復帰を懇願する所まで)は既に記事を書いているのでご覧ください。また、1話に関しては概ねは原作に沿った展開で原作は最新刊「響け! ユーフォニアム 北宇治高校の吹奏楽部日誌」まで既読ですが、アニメで展開が変わること&アニメ初見者のことも考えて本記事はあえてアニメが初見の態で書いていきます。
1.シーンで振り返る1話後半【完全ネタバレ注意】
南中が中学最後のコンクールで銀しか取れなかったバスで悲嘆に暮れているシーンです。「高校では絶対金取ろうね」という希美に対し、みぞれは「うん」と頷くものの、その前に「コンクールなんて大嫌い」とつぶやいています。みぞれの本心は「金取ろうね」or「コンクールなんて大嫌い」のどちらなのか・・・ 重要な伏線であります。
夏紀と希美が希美の復帰のためにあすかへ頭を下げているシーンです。
このシーンの会話で
希美「あすか先輩の許可が欲しいのです」
あすか「どうして?」 希美「決めてるんです。あすか先輩に許可を貰わない限り戻らないって。」
あすか「迷惑なんだけどな、そんなこといわれても」
希美「お願いします!」夏紀「希美、本気なんです!」
あすか「ごめんね。悪いけど今練習中なの」「帰ってくれる」
卓也「1年生は先に帰ってほしい。ちょっと話し合いたい」
低音パート1年生3人は追い出される形で帰宅させられました。
↓追い出された1年生3人 葉月ではないですが、部活の一員なのに追い出されてしまうのは確かに納得いかないですね
対外的には関西大会とうまく行っている北宇治吹奏楽部と、内部的には問題山積みのギャップの表現ですね・・・
先ほどの希美と夏紀のあすかへの懇願シーンで気になる点が幾つか
①なぜ、「中間管理職」に過ぎないあすかに希美(と夏紀)は復帰の許可を取ろうとするのか? あすかの言う通り練習の邪魔であります
②南中吹奏楽部員でもない夏紀がなぜ希美の復帰を懇願するのか? そこは優子ではないのか?
ここら辺も伏線でしょうか・・・ 今話はやたら「伏線」という言葉を使っている気がしますが、1話は伏線を作る回と思えば当たり前ですね。
毎日のように復帰を懇願する希美にあすかは「この部にプラスにならない」という理由で賛成しないと言われてしまいます。自分も原作既読ながら、関西大会という大事な時に「そりゃそうか」と思います。あすかの言い分の方が、部活としては正しいのですよね。
先ほどの話の後のあすかから逃げようとする3人が晴香と出会います。「何にもでない」割に、「辞めた大半の生徒が南中で希美と夏紀も南中」という重要そうな情報をサラッと漏らす部長です。晴香にとってこの話は、とるに足らない話なのでしょう。
南中が久美子が2年の時だけ金ではなく銀賞という話になります。後半冒頭の「高校では絶対金取ろうね」という希美という発言も頷ける話です。緑輝が南中は今年も金、ただしダメ金ということを何気無く発言してますが、
↓ 麗奈ならダメ金だろうが銀でもこうでしょうか
まあ、久美子も銀なら↑の部員で泣き崩れるので、麗奈に対し「良かったね金で」とかいう失言などないので麗奈とも仲良くなれずじまいでしょうか。
花火大会に誘う麗奈です
2期では初登場の姉です。ノックもせずに入るとは失礼な妹な気もしますが、この様子だとあんまり怒ってないですね。
久美子と麗奈を見てみぞれが「優子、この2人と仲が悪いの?」と聞いてきます。1期10~11話のソロオーデイション絡みのごたごたを見てくればごもっともなセリフです。
麗奈の返しが成長しているので本編で是非
「あれだけ色々あったのにみぞれは人間関係疎いよね」という優子に対し、みぞれは興味ないとバッサリ。あすかもあんまり興味ないと言っていた気がしますが、みぞれはあすかと違って信念があって興味ないというより単純に疎い感じです。
『気持ち悪いという』みぞれです。当然ながら「つわりではありません」。
悪阻(つわり)なら別の意味で部内に激震です。理由はお察しください。
みぞれ体調不良の原因である希美のフルートの音です。部活でもないのに夏休みにフルートを吹きに学校へ来る辺り部活復帰への意欲は高そうです。
ついに麗奈との花火大会の前の着付けシーンです。「あんたまた太ったんじゃないの?」という母親への返しの「なんてこと言うんだ」というギャグシーンも面白いですが、↓のように姉の部屋がガランとした風景を見た久美子に対して「なんかフラフラしててね、あの子」もという母の発言から察するに姉はなんか問題が起こるのは確実ですね。本格的に問題になるのは、みぞれ問題が解決してからだと思いますが。
花火の作画がキレイですね。
自分がスマホで撮影したのと比べてみますと、
花火大会でも希美の復帰の話題になり、あすかの判断を支持する麗奈に対し久美子は「好きなのに復帰できないのはおかしい」と返しますが・・
希美が辞めたことに関しては久美子の主張を「辞めた=逃げる」「嫌ならねじ伏せろ」と切り捨てます。麗奈らしい主張ですが、ねじ伏せようとした結果が10~11話のソロパートをめぐってのゴタゴタなのでリスクも大きいのですよね。
「全国=特別かはわからない」でも「全国に行くくらいでないと特別にはなれない」という麗奈です。麗奈にとっての「特別」とは何でしょう?というのが、この物語の最重要なテーマの1つですね。
久美子が「この瞬間は永遠ではない」「冷凍保存できればいいのに」とモノローグになります。友人との別れという言葉でしょうが、ここら辺も嫌な予感がします。もしかして麗奈が退部危機とかでしょうか? 露骨に最重要人物と分かり切ったみぞれや希美とは違い、姉とかあすかとも違い全然伏線ないですが。
という訳で、1話感想記事はここで終了です。2話の記事も後日アップしたいと思います。
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