受験に合格する知識と手法を身に付けるだけなら、塾・予備校の出る幕は無いのですよね・・・
こんにちは、高校3年間予備校通いでした笹史(@sasashi1992)です。
塾を選ぶときに大事なたった一つのこと - 無職だけど生きている
元塾講師のりょうたさんが、自身の経験より塾選びで大切なことは『口コミ』であるという記事を書きました。
私は塾選び以前に塾・予備校そのものが
塾・予備校は行くだけ無駄!~金と時間を無駄にして私立進学の話をする~
で書いた通り金と時間の無駄遣いで、その金を「読書の本代」なり「留学費」なりに費やした方が良いと断言できます。ましてや奨学金という「借金」を抱えて塾・予備校通いなど言語道断です。私は奨学金を抱えてませんが、もし奨学金を抱えていたら無職どころか日銭稼ぎのアルバイトに追われ再就職どころではありません。
本題に戻りますが、繰り返しますが私は塾・予備校否定派です。しかし、塾・予備校の効用を全否定するわけではありません。
塾・予備校の効用として、「モチベーション維持」という役割があるからです。なぜ、塾・予備校の役割として「モチベーション維持」が重要なのかについて書いていきたいと思います。
お品書き
1.『受験』は「勉強好き」でも苦痛である
結論は、見出しの通りです。『受験』というのは「合格」しなければ無意味ですが、その「合格」を勝ち取るためには「勉強」が必要です。しかし、「勉強」が好きな人などほとんど見ません。正確には「勉強」そのものは「知識」を得る快感が有り好きでも、「受験勉強」は(本来の「勉強」とかけ離れていて)嫌いという人は多いでしょう。とどのつまり、「受験勉強」というのは「勉強」好きにとっても苦痛ですし、いわんや「勉強」嫌いにとっては参考書を開く以前に机に向かうだけで苦痛です。これは一般的な大学志望者のみならず、東大理3志望者でも同じではないのでしょうか?
2.予備校・塾は凡人にとって『必要悪』である
「受験勉強」が一夜で終わるなら、頑張って耐えてれるのでしょうが、一夜漬けでは合格最低ラインに到底たどり着きません。一般的な大学志望で高3の1月に受験を迎えるとして、高3の4月から受験勉強を始めるとして誰にとっても苦痛な『受験勉強』を「合格」という10か月後の目標を達成するぞという意欲だけで続くのは難しいです。意欲だけで合格を目指せる才能ある方はともかく、凡人は「部活」とか「行事」とか「恋愛」(私には無縁ですが)やらの雑音や「ゲーム」「漫画」という誘惑に負けてしまいがちです。
そもそも、『受験勉強』自体バカバカしいといえばそれまでなので無理もないですが、合格する動機が何であれ合格するには誘惑に負けていてはダメです。意志の弱い多くの受験生にとっては、強制力を持って勉強させる塾・予備校は『必要悪』であると言えます。
強制力で受験勉強をさせることの重要性は、
を例によって本日就活の帰りにジュンク堂で立ち読みして納得しました。この本は1800円とやや高めですが、予備校に行くべきか悩んでいる方には予備校比較などもありお勧めできる本です。自分は受験する予定はないので、無用の長物ですが・・
かと言って、「K LIFE STYLE」というブログを運営しているけい坊曰く、以下の記事のように強制力があっても成績が伸びない例もありますので
塾で強制されているから1安心というのは危険ですが。
終わりに:そもそも予備校・塾の強制力で尻を叩かれてまで、大学は行く価値あるのか?
ごちゃごちゃ書きましたが、大学は
【大学中退問題】「なぜ学問をする気が無いのに大学なんて行こうと思った!」と聞く人はいないのか
で書いた通り「学問」のために行くべきものであると思います。そもそも受験勉強ごとき、予備校・塾の強制力で尻を叩かれてやっと進学できる人間が、答えが無く価値の創造が求められる「学問」の世界に立ち入るべきなのか疑問です。尻を叩かれまくれば、それなりに学力が付くので高卒相当の公務員受験の方が安定していて凡人には合っているのかもしれません。
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