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森友学園より大事な皇室の在り方~『天皇「生前退位」の真実』~

世間は 森友学園一色ですが、日本の存亡にかかわるのは、天皇陛下の譲位および女性宮家問題1つです。

天皇「生前退位」の真実 (幻冬舎新書)

天皇「生前退位」の真実 (幻冬舎新書)

 

 天皇陛下の譲位および女性宮家問題が日本最大の緊急の課題と思う、笹史(@sasashi1992)です。譲位に関しては自民はじめの公明,維新は特例法で考えており、共産党も特例法で容認方向に向かいつつあります。一方の民進党は皇室典範改正を諦めてないようですが... また女性皇族が結婚により天皇陛下の威厳低下からの皇室断絶の危機もすぐそこに迫っております。

 

本音では森友学園の問題を不問にしてでも、皇室典範改正による天皇の恒久的な譲位+女性宮家と女性天皇の実現を図ってほしいと思っております。

 

そのような天皇の譲位問題ですが、まずそもぞも譲位問題とはどういう状況なのか日々の生活に追われて分からない人も多くいると思うので、『天皇「生前退位」の真実』という新書を紹介していこうとおもいます。

 お品書き

 1.本書の構成

本書は全5章構成となっております

第1章 八月八日の「お言葉」をどう受けとめるのか(七月十三日の衝撃
皇室典範の改正が焦点 ほか)
第2章 生前退位を認めなかった理由(憲法改正は無用
違憲の天皇? ほか)
第3章 生前退位を認めるべき根拠(四つの視点
天皇の「公的行為」 ほか)
第4章 皇室典範改正の全貌(二つの課題
「パンドラの箱」ではない ほか)
第5章 象徴天皇の逆襲(消極的な「象徴」概念
日本国憲法の「制定者」とは? ほか)

 天皇陛下の8月8日のビデオメッセージについて深堀したのが第1章です。本書の主題である生前退位に関する、過去の議論と生前退位を認めるべき理由が第2章と第3章です。自民党も生前退位の必要性は認めているので第3章の段階までは概ねクリアしていると言えます。そして、現在議論が紛糾しているのは、党によって分かれているのは生前退位を特例法で制定するか皇室典範で恒久的に解決するのかという点です。第5章は、今緊急に解決すべき皇室問題とは少し離れ、『象徴天皇』というものがどういうものか本質を探っていく章です。

 

2.読むべき対象層

◎皇室問題に関心のある全ての日本国民

注意)書籍の内容上生前退位という応用問題の説明が主体なので、天皇陛下そのものを知りたい方は、小林よしのり著『天皇論平成29年』を読破後本書を読むことを勧めます

ゴーマニズム宣言SPECIAL 天皇論 平成29年: 増補改訂版

ゴーマニズム宣言SPECIAL 天皇論 平成29年: 増補改訂版

 

 

3.本書を読むことで得られる知見

 ◎天皇の譲位問題について意見を求められた際に正鵠な回答を出せる知識

正直なところ、天皇せいぜい皇室内部の問題なので一般国民がこのようなことに意見すること自体おごかましく、天皇陛下の専権事項にすべきというのが本音です。とはいえ、現行憲法下では国民が天皇の意を汲んで解決が求められる以上、譲位問題に関して正確な知識は必須と言えます。

 

結論:森友学園よりも大事な皇室問題

個人的には、現在の報道が森友学園一色となっていますが、日本の国体の存続を考えると天皇陛下の譲位問題にもっと関心を持つべきなのではないのでしょうか。森友学園の問題にかかわっている関係者と天皇陛下の思いに応えてない人は似ているようにも思えますが。

 

(1479字)