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現代の結婚について独身者が語る~超ソロ社会の到来を迎えて~

現代の結婚とかもはや趣味の1種でしかない。

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結婚に関しては否定派の笹史(@sasashi1992)です!

『超ソロ社会「独身大国・日本の衝撃」』という独身志望の私にピッタリな本を読んだので、書評も交えながら結婚論を書いていきたいと思います。

 お品書き

1.結婚の真の動機を語る~「愛」なのか「金」なのか?~

ア.一億総活躍政策は少子化推進政策でもある

 ここで、はっきりと言っておきましょう。安倍政権が進めている「一億総活躍政策」は、「少子化推進政策」であると。

一目瞭然なのは、生涯未婚率が高いのは、非正規雇用の男性と正規雇用の女性に集中しているということだ。男女及び正規雇用非正規雇用の4つの指標すべてで全体の生涯未婚比率を上回っているのは、「新聞・出版・映像制作・広告制作業」となる。特に正規雇用の50%が生涯未婚だというのはある意味衝撃だ。続いて「広告業」や「法律事務所・会計事務所・デザイン業・著述家」も高い。『超ソロ社会「独身大国・日本の衝撃」』荒川和久 p63-65

 非正規雇用の男性の未婚率はよく言われる金が無いので結婚できないという理屈で説明できそうです。が、正規雇用の女性、それも「新聞・出版・映像制作・広告制作業」や「広告業」といった一見稼げそうな職種で未婚が多いのは、「金」が無いから結婚できないという世間の説とは真逆に思えます。

 

これらの職種で未婚の多い要因として、『超ソロ社会「独身大国・日本の衝撃」』(以下新書と表記)においては「仕事が忙しくて、楽しい」ことと「バリバリ仕事をする女性であれば相応に稼いでいる点」の2つを提示しています。後者のバリバリ仕事をする女性がなぜ未婚が多いかについては、女性には元々上昇婚の考え方があるので年収が高くなると結婚相手の幅が(年収的に)狭くなると詳しく説明されています。

 

つまり、女性に関しては「金」を稼げるようにして結婚に向かわせる「仕事」の支援をしようという政策は逆効果ということになりそうです。一億総活躍政策など、もってのほかで結婚阻止政策≒少子化推進政策としか思えません。最も、バリバリ稼げる女性(男性もですが)は支援など無くても仕事に就けるのでしょうが。

 

イ.男の「金」が無いから結婚できないは嘘!~「結婚」はオワコンの一言が言えない男達~

女性は「金」が稼げるほど結婚しないという不都合な真実が先ほど明らかとなりました。では男性はどうなのか?

昔は男性が一家の大黒柱として正社員で働くのが当たり前の時代で、今でもその風潮は強いです。しかし現代では、非正規で就労している男性も多く、例え正規社員でも薄給であるのは珍しくありません。

という訳で、「金」が無いから結婚できないという言説が生まれてくるわけですが、

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一方、300万円未満でも未婚者と既婚者の数はそれほど変わらない。300万円以下の年収でも、30代で98万円、40代では103万人が既婚者だ。

『超ソロ社会「独身大国・日本の衝撃」』p106

 年収300万円未満でも結婚している男性が100万人もいる時点で、年収が低い≒結婚できないという論理は飛躍しすぎているとしか思えません。新書中では、年収の低さは結婚とは直接関係なく結婚の減少を「クルマ離れ現象」に例えており、昔のように皆が結婚する時代でもなく結婚に魅力が無いから結婚しないと結論づけております。

 

結婚離れの要因を「クルマ離れ現象」と同じように見る考え方は私も同意見です。

新書中では、結婚の要因と結婚しない要因を「金」と定義しておりましたが

 

それでは、結婚離れと言われる風潮の中結婚すれば幸せとなれるのでしょうか?

現代社会ではその答えは、Noに近くなってきました。

 

2.結婚した後に待ち受けるリスク… by男性

ア.結婚=社畜というリスクが付きまといます

独身ですと、会社で上司から投げかけられる「結婚しないの?」という質問が良く投げかけられますが、その真意を教えましょう。「社畜として奴隷になる覚悟はあるのか?」というのが真意です。確かに結婚してると、仮にブラック企業だったとしてもそうそう辞めれないですね。

 

私も就活をしている時に、留学生で既婚の新卒(しかも大学院)という方を見て、文化の壁+家族を養うという重圧の大変さで思わず同情しました。

 

結婚≒社畜という発想は私の専売特許ではなく、Atusi@ソラノカケラさんも

結婚をしていると出世を出来るという関係は、決して人間として立派とかそういう高尚な理由はない
独り身であれば別に無職でもそれなりにどうにか出来るんですが、パートナーという重荷が居ると相手に負担をかけられなかったり、相手の親の顔色を伺ったり、自分はともかく周囲の人間に被害が出る
などなど・・・

そういった理由で機動力というのはかなり減るはず
中には夫が仕事をやめたとしても「仕事無くても食べれるようにするから平気だよ!」とか出来た嫁も居るんでしょうけど、世の中の9割はぶら下がって重荷になることしか考えてないし、仕事を辞めると言っていい顔するパートナーもあんまりいないはず
そうすると独身であれば簡単に逃げられるような状況下でも、既婚だと逃げれないので、負荷をかけても逃げ出す心配が無いと見られている
結局は都合よく利用されているだけなんですよね・・・ 

結婚すると出世が出来るという裏の意味を教える! | お前ら、社畜で人生楽しいか?

 と結婚によって機動力が減り、仕事を辞めにくくなるリスクを指摘しています。結婚するとネオニートとか無理ゲーですね…

 

結論として、結婚が会社を辞めれないというリスクにしかならないです。

 イ.独身だろうが子供いようがクビはクビ!

 そうして、結婚を盾に「社畜」でブラックな職場に激務薄給で頑張ってもクビにされるときはされます。私の父もそうですし…

 

私も、本ブログで毎度おなじみ「適性のない仕事」に就職すると3ヶ月でクビになります@食品製造 でも書いている通り新卒の食品会社の製造職を試用期間でクビにされました。その当時(というか今も)は独身なので、親の目と自分の金銭面だけ注意すればさして無職であることに問題はありません。しかし、これが家族持ちですと無職になったことで冗談抜きで路頭に迷いかねません。

 

子どもがいたからと考慮されないのは、現代の大企業のリストラのニュースを見れば明白でぢょう。追い出し部屋配属といった事実上のリストラでも会社にしがみつこうとする人もいますが、そういう人は私がニュースで見聞きした限りでは例外なく家族持ちで独身の人は見ないです。

 

そりゃ、男性の結婚離れも起きるわけです。

 

終わりに:現代の結婚はオワコンに方向へ一直線~超ソロ社会は避けられぬ~

女性の社会進出に伴い上昇婚の傾向が出てきた+男性が結婚≒一生社畜を強いられることに気づいたことから、結婚はオワコン方向に向かっています。そして今回紹介した新書のタイトル『超ソロ社会「独身大国・日本の衝撃」』という社会の到来はすぐそこに、いや今もう到来していると言っていいでしょう。さらに長寿化により仮に結婚しても、「ソロ」に戻ることを強いられる社会となります。誰もが「ソロ」になるこの現代にどう生きていくかが新書の後半部のテーマであり、本ブログでも別記事で取り上げたいと思います。

超ソロ社会 「独身大国・日本」の衝撃 (PHP新書)

超ソロ社会 「独身大国・日本」の衝撃 (PHP新書)

 

 

 

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