「MILLION THE@TER GENERATION 07 トゥインクルリズム 」を購入したので、ドラマパートを中心に感想を。
お品書き
本CDの概要
「THE IDOLM@STER MILLION THE@TER GENERATION 07 トゥインクルリズム 」の概要は以下の通りです。
01. ドラマ『魔法少女トゥインクルリズム』/『アバン』
02. ZETTAI × BREAK!! トゥインクルリズム
作詞:松井洋平 作曲・編曲:KOHTA YAMAMOTO03. ドラマ『魔法少女トゥインクルリズム』/『第14話!ザギン襲来! わたしたちのあらたな力![Aパート]』
04. ドラマ『魔法少女トゥインクルリズム』/『コマーシャル』
05. ドラマ『魔法少女トゥインクルリズム』/『第14話!ザギン襲来! わたしたちのあらたな力![Bパート]』
06. Tomorrow Program
作詞:松井洋平 作曲・編曲:光増ハジメ07. ドラマ『魔法少女トゥインクルリズム』/『次回予告』
表題曲である、「トゥインクルリズム 」についてはソーシャルゲーム「アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ」のイベント曲でゲーム中でプレイできます。
気になった点
本CDのドラマパートは、上の概要を見れば分かる通り『魔法少女トゥインクルリズム』の『第14話!ザギン襲来! わたしたちのあらたな力!』から始まっています。ただドラマパートだけでも、一応キャラクターはつかめますし1話完結型なのでストーリーを追う上でも特に支障はございません。
ギョーカイジン・幹部ザギン役:三浦あずさ
ギョウカイジン・幹部ギロッポンを倒したということでスイスから召喚された幹部です。中の人が三浦あずさなので、道に迷います。一般人を拉致してくるのが特徴なので中々残酷ですが、(多分)子供向け番組なのでえげつなさは感じません。
トゥインクルプリンセス役:中谷育
本話の主人公で、変身前は、そのまま中谷育。育自体がアイマスアイドルの中でもかなりニュートラルだからか、主人公ながら前回のエレナと異なり性格などの改変は特にありません。
魔法少女を宿題から逃れたがっているところや、百合子より小学生だからということで門限を決められようときに「子ども扱いはイヤ」という反応から魔法少女である以外は本当にただの小学生にしか見えません。
余談ですが門限PM8時と提案されていることから、劇外でも育の門限は8時だと思われます。まあ、10歳でアイドル活動込みなら妥当な時間でしょうか。
ひなた役:木下ひなた
難病の手術のため北海道から上京して入院した子という設定です。病院の花を世話するのは、原作の趣味であるガーデニングに忠実となっています。今回の被害者です(後述)。
トゥインクルリリー役:七尾百合子
厨2病系魔法少女で変身前はそのまま百合子です。グーフー団より『暗黒より生まれ出る使者』とか『深淵の魔獣』の方がカッコいいと思う厨2病なあたり、中身も原作に忠実となっています。今回主人公でないのは、多分以前ドラマCDで出た リリィ・ナイトとの兼ね合いでしょうか(リリィ・ナイトの感想記事もアップするかも)。
トゥインクルアリサ役:松田亜利沙
魔法少女大好き系魔法少女で、変身前はそのまま亜利紗で変身後もアリサです。敵の分析能力を持つのは、アイドルのデータ集めという趣味の原作に忠実だからでしょう。
時々、魔法少女であることを忘れるのはご愛嬌でしょうか。主人公だと、自分よりほかの2人の方が魔法少女として優秀だと卑下する回が来るに違いありません。
ぴーちゃん役:天海春香
ガイド役の妖精です。14話で戦いにもすっかり慣れたのか、あんまり活躍している訳ではありませんね。活躍するような回はシリアスすぎてドラマCDには向いてないのでしょうがないですね。
ギョーカイジン・ゴリン
ひなたが育と仲良くなったと思ったら百合子たちに呼び出されてしまったばかりに、幹部ザギンによってグーフー団化した姿。病院の花壇の花を潰せなかったことで、正体をひなたと育に見抜かれて浄化しました。正体をアッサリ見破られて浄化できたのは、新幹部登場1発目で小手調べだからでしょうか。
育と仲良くなったのは良いですが、次回には治療を終えて北海道に帰っている単発キャラでしょう。
感想
構成は、Aパートで新幹部ザギンの顔見せ&育とひなたの交流からのひなた闇落ちで、Bパートは闇落ちしたひなたことギョーカイジン・ゴリンでトゥインクルプリンセスを加えたトゥインクルリズムとザギンが再戦するというものです。テーマとしては育が戦う意義を再確認する、育の成長回であります。
率直に言うと、 THE@TER GENERATIONは夜想令嬢(途中まで)から4 Luxuryまでドラマパートも含めて聞いたのですがCDのドラマパート単体で見るならトゥインクルリズム が一番良かったと思います。
理由としては、主要登場人物(今回なら魔法少女3人)の原作での性格を改変することなく上手く生かしつつ話が成立しているのが最大の要因かなと。Cleaskyや4 Luxuryは、話こそまとまっているものの主人公の性格が改変されているのが多少マイナスで、EScapeはクール系美少女という点は上手く表現できているもののツムギとミズキの描き分けがイマイチ物足らない印象です。
原作の性格から改変するか否かは採用題材もあるので改変も仕方ない気もしますが、原作の性格のカケラもないとアイマス声優がキャラの声で演じるだけのオリジナルドラマCDになりかねません。それではアイマスのドラマCDとして出す意味がありません。現に夜想令嬢は途中まででその気がプンプン匂ってくるので、完走して感想記事までは時間がかかりそうです。
その点で、トゥインクルリズム は主人公の育の個性が強くなかったのも幸いして人物改変も無く、原作の人物の小ネタも挟んであり、原作のキャラ性を生かした版権物のドラマCDのお手本みたいな良作だったと言えます。