三重県立美術館に行ってきたので、美術館入門者の感想を書いていきます。
お品書き
美術館の概要
三重県立美術館は三重県の県庁所在地である津市にあり、津駅から大体10分くらいあります。駅からは少し離れていますが、十分に歩いていける距離ですね。
開館時間は午前9時30分~午後5時(最終入館は午後4時30分)となっていますが、ミュージアムショップ(お土産店)は4時で閉まってしまったりしてギリギリだと不便なので早めに行くのをおススメします。今回はミュージアムショップで買おうとしたら、時間が過ぎていて変えなかったので...
後の詳細は私が説明するより公式サイトに任せた方が分かりやすく詳しいので
三重県立美術館 /Mie Prefectural Art Museum トップページ
をご覧ください。
今回の目的【日本画大研究展】
今回美術館に行った目的は、見出しの企画展である「日本画大研究展」です。本当は常設展にも行きたかったのですが、時間がありませんでした...
↑入館のチケットです
ざっというと「日本画をどう見るか」というテーマで、日本画どころか絵画自体真面目に見た経験が無いので津周辺で用事が早く終わったついでに見ようと思い入館しましたね。
館内に入る前には、不思議なアートがあったので写真を公開します。「象と人」というアートらしいです。
入館後は写真撮影禁止(美術館なので当たり前ですが)なのでメモを元に「日本画大研究展」感想を書いていきます。
◎絵巻は右から左に話が進んでいくのは初めて知りましたね。岩佐又兵衛の堀江物語絵巻が展示されていたのですが、右から左に見ていくと戦の様子が進んでいくのが確かに分かります。
◎前田青邨(せいそん)の、西遊記下絵は戦が少なくて一見して雑そうですが実は練られているのが良いと思いましたね。美術館に飾られているほどの絵ですから、他の線が少ないラフそうな絵もそういうパターンが多いのでしょうが。
◎同じ前田青邨が書いた浴女群像は、第41回院展出展らしく銭湯での裸の女性が描かれた絵でしたが裸の書き方が上手かったですね。悪い意味でのいやらしさが無く、豊満に描かれていたのが良かったです。
◎今回の展示で個人的に見とれたのが、曽我蕭白(しょうはく)の絵ですね。特に松林七賢図襖は、下卑た表情の賢人が狂気というか恐怖を感じましたね。蕭白の力量を感じざるを得ませんでした。
全般的なまとめ
美術館に予備知識なしで行き600円払いましたが、実際に見てみると圧倒されました。まさに芸術でした。とはいえ、やはり予備知識があれば細かい部分まで観察できより楽しめるのも事実かなと。そこでミュージアムショップで日本画の鑑賞法と行った本が売ってたのですが買い損ねてしまったので、どこかで買いたいと思いますね。