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感想:THE@TER GENERATION 13 りるきゃん『ハルマチ女子』~スペックでしか恋愛できない女子3人の悲劇~

 『ハルマチ女子』、それはスペックでしか恋愛できない女子3人の悲劇の物語です。 

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「 MILLION THE@TER GENERATION 13 りるきゃん」の概要はコチラとなります。

1. ドラマ『ハルマチ女子』/『プロローグ』

2. ハルマチ女子

3.ドラマ『ハルマチ女子』/『前編』

 4. 『りるきゃん』最新号 CM 

5. ドラマ『ハルマチ女子』/『後編 』

6. 彼氏になってよ。 

7. ドラマ『ハルマチ女子』/『エピローグ』

 

今回は、「恋愛」がテーマで同じAn属性構成のユニットということで一見して「4 Luxury」と似ているように見えて全く異なる展開を見せます。なぜ異なる展開を見せたのかは後述したいと思います。

 

試聴動画

www.youtube.com

 

 

 

 お品書き

 

ドラマパートのあらすじ

  可憐,,は雑誌「りるきゃん」の恋愛漫画「僕だけの君」を喜んで読んだり、カフェで甘いものを食べたりするごく普通の高校1年生です。彼女たちは恋愛漫画のような出会いがないことを嘆いている中、突然茜が「恋」に落ちます。その人物が高3の帰国子女の転校生二階堂千鶴と判明し、尾行等で情報を集めることになります。そんな中で可憐がチンピラに絡まれましたが永吉昴という男に助けられます。昴が千鶴(兄)および恋のライバルと思っていた美希(従姉)と親類であると判明し、茜中心に情報集めに利用することになります。

 

 千鶴の情報を集めるという名目で昴とよく会う3人ですが、翼や可憐は少しづつ年下である昴(中3)を意識し始める一面も出てきます。昴は実弟という立場から茜たちに千鶴の欠点を伝えても茜からはそれが良い!という状況で呆れモードになっていました。

 

そんなある日、千鶴が1人で歩いているのを見かけた茜は可憐や翼を交えて定期を拾ってくれた件に絡めて好意を伝えますが、千鶴は可愛いというのは挨拶感覚で好意を持ったからではないと振られます。昴には怒りを露にされ、美希も女心の分からなさを咎められ卒業まで彼女の振りをすることになります。

 

失恋した茜は失恋のショックから強がっていると言われ千鶴が好きだった日々を思い出し泣き出します。翼や可憐もつられて泣き出し、昴になんで千鶴が挨拶がわりに「かわいい」ということを知らないのかと責め始めます… その後3人は「恋愛なんて面倒」ムードに陥りますが、昴が千鶴同様帰国子女でスポーツマンと「王子様の条件」を満たしていると判明し興味を持ち始める場面で本編は終わります。

というのが、ドラマパートの自分なりの要約あらすじです。

 

 恋愛もののという括りでは、An属性の「4Luxury」やTBの「オーディナリィ・クローバー」同様(しかも主人公は同一アイドル)です。しかし、あらすじを見ればわかる通りこの2作品違い主人公である3人(中心は茜ですが)の「恋愛」はいずれも報われないBad Endである点です。

 

 前者の4 Luxuryでは交際相手が妻子持ちという生々しい人もいましたが主人公(+数人)は報われていますし、後者のオーディナリィ・クローバーでは登場人物のネコ(ミャオ)がHappy Endと最後に語っている通りメインの登場人物同士結ばれています。どうして彼女たち(といっても全て765アイドルの劇中内劇ですが)と異なり3人の恋愛は上手くいかなかったのかに焦点を当てて本記事を書いていきたいと思います。

 

3人の薄っぺらい恋愛観とその悲劇

 3人のドラマ中の行動原理としては「恋愛」に興味はあるものの、それは相手の「スペック」・「属性」や表面的な「行動」しか見ていない、テンプレ通りの「恋に恋している」でした。彼女いない歴=年齢である私がいうべきことではないのでしょうが、ドラマ内の3人は恋愛対象であろう異性(千鶴や昴?)のことが見えているようには思えませんでした。

 

 また翼の言動からは異性どころか同性である美希でさえもキレイ系で千鶴の恋のライバルであるという表面的な面しか見てない側面も伺えるます。ぶっちゃけ恋愛以前に人の内面を見るという訓練を3人は重ねるべきでは?というのが私のドラマパートを聞いた結論です。

 

茜や可憐はどうか分かりませんが、翼に関してはドラマ内では見られてドラマ外でも表面的な恋愛観しかもっていない傾向がみられて、まとめサイトでもこのような記事が立っているほどです。

【ミリシタ】翼がモテないアイドルマスター時空・・・ : ミリシタまとめ雑談

 

記事内から、翼の恋愛観ともとれるまとめ部分を引用しますと

625 :ミリ雑談 2019/01/30(水) 18:46:14.63 id:o9mpUPzWM.net
翼「あっ、優しいって言っても、優しいだけじゃダメですよ?
  雨が降ってきたら自然に相合傘してくれるくらい優しくって~
  勉強ができて、日曜日はいつもデートに連れてってくれて
  でもちょっと冷たい時もあって、でもでも、わたしの事がいっちばん大好きで~(以下略」

 

そんな男は少なくとも普通の中学にはいない

 

634 :ミリ雑談 2019/01/30(水) 18:48:49.44 ID:/cPqpLeFM.net
>>625
恋に恋してる感じで結構好き

 

640 :ミリ雑談 2019/01/30(水) 18:50:36.35 ID:94a38Z3d0.net
>>634
恋に恋い焦がれて恋に泣くんですね

 

666 :ミリ雑談 2019/01/30(水) 18:59:41.48 id:cIoJwNGPr.net
>>640
絶え間なく注ぐ愛の名を永遠と呼びそう

【ミリシタ】翼がモテないアイドルマスター時空・・・ : ミリシタまとめ雑談

 これ見ると、体(特にバスト)こそ下手な大人より上ですが精神面(少なくとも恋愛観)では同年齢の765アイドルと同等かそれ以下でしかありません。もちろんドラマ外の翼(もちろん茜や可憐も)はそんな薄っぺらい性格ではないのはミリマスをそれなりに触れた方ならばわかるでしょう。

 

 魅力的なアイドル(というか女の子。2次元だけど)という側面は様々な媒体で描写されており私も3人の担当(いないけど)ではないですが魅力は認めています。が、ドラマ内の翼,可憐,茜は悪人ではないものの私からしてもとてもではないですが付き合いたいとは思えません。例え、「りるきゃん」を読んで春のおしゃれコーデをしてきてもです。

 

 私がこんな紙のような内面のドラマ内の3人から告白されても劇中の千鶴みたく適当な理由をつけて振るか、さもなければ3人とも体だけはミリマスアイドルの中でも比較的豊満(可憐はB,Hともに16歳という設定ながらともに90!)なので、体目当てでその手の場所に連れ込んで飽きたら某トレンディドラマの何たら一郎みたく捨てるでしょう。そういえばそのドラマで捨てられた某看護師さんもB93,H91と可憐以上の豊満さを誇りましたね…あちらは本ドラマの3人と違って感情移入できますが…

 

 ドラマの3人よりも、むしろ脇役でしかない千鶴をとがめた美希のほうがまだ魅力的なぐらいです。付き合っているふり(しかもいとこ同士)とはいえ、千鶴が美希と付き合って心情が変化してくる可能性も十分考えられます。

 

  そのため千鶴が茜に振られるという「悲劇」も美希がとがめた通り千鶴の軽率さもあれど、千鶴に茜が振られたのは同情はしますが感情移入まではできませんでした。むしろここで人を表面的にしか見ないという3人共通の悪癖を3人まとめて泣くくらいで気づいてくれるならば千鶴が振ったのは「いい薬」とすらいえますね。

 

 怖い人(ドラマの役名がそうなっていた)の助けられた後の可憐や翼の昴への感情は多少このような悪癖から脱却しつつある芽が見えてきたのかなぁと、ドラマを聞いていて少しはドキドキしたのですが… 途中までは茜こそ振られるものの、可憐あたりが昴とお互いに惹かれあい少しでも進展するという結末を予測していました。なのにね。

 

 オチも、昴のスペックを続々挙げて「王子様の条件」がどうこう言っている3人を見て

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正直ガッカリしました。

 

まあ、ドラマ 『ハルマチ女子』は漫画連載ともタイアップする連続ものと仮定すると、CD収録よりも後のドラマ後半で3人がスペックだけでしか人を見ない自分たちの薄っぺらさを恥じて成長する可能性は高いでしょうが。。

 

 仮にドラマ内で付き合うならば、メイン3人よりも脇役である昴(ドラマでは男性なので同姓ですが)ですね。昴はきちんと登場人物の手助けを体を張って助けましたし、実兄という設定の千鶴に関しても茜の思いを軽率な言動で踏みにじったことに怒りを露わにとよほど恋愛対象としてふさわしい人物として描写されていましたね。夜想のドラマでは悪役としてエゲツないだけの側面でしたが、本ドラマは主役が薄っぺらい性格なままで相対的にも絶対的にも魅力的な人物でした。脇役で同性なのにね。

 

 

まとめ:なぜ、3人の恋愛観は薄っぺらいのか?

 ここまでドラマ内の3人の薄っぺらさを延々とあげつらってきましたが、原因としては「年齢」と「人生経験不足」の2つに集約されるでしょう。3人に関しては苛烈な経験で人間不信になったりという描写も特になかったので単純に同年齢の平均的な女の子はあんなものという見方もできるでしょう。

 

 実際問題中学生や高校生で付き合っていたというのは周囲(私は無縁でしたが)でも多くいましたが、長く続いているという話は当時でも聞かなかったことからいかに男女ともに表面的な面しか見ずに恋愛していたかが今になって良くわかります。

 

 そもそも本ドラマ自体が3人と同年齢の女の子対象の「りるきゃん」という雑誌のタイアップ企画であることを考慮すると、恋愛観が年齢不相応な登場人物では共感が得られないだけでしょう。例えばりりきゃんの茜が4Luxury の佳織みたいな恋愛観を持っていたとしてもそのような恋愛観は一般的には成人して社会に出てから生まれてくるものですし、そのような恋愛観を高校1年生レベルで持っている場合それ相応の背景描写があるはずです。

 

 なので、3人の恋愛観が薄っぺらいのは事実ですが彼女たち3人が特別性悪な性根を持っているわけではなく成人した自分から見てたら単純に年齢相応なガキだったという話です。むしろグループ内でいじめなどの様子がないだけまともとすら言えますね。

 

 逆に小学生女子が『ハルマチ女子』を見たら、あんなお姉さんでも恋愛ってうまくいかないんだといった感想を抱くかもしれません。もちろん、 4Luxuryの登場人物の恋愛観が本ドラマより成熟しているのも対象年齢層が『ハルマチ女子』よりは高いからで「需要と供給」というワードで片付けられます。逆に言うと素の年齢よりも幼く薄っぺらい役として実名そのままで出演した『ハルマチ女子』の主演3人はドラマのイメージが染みついてしまう点である意味不幸ともいえます。

 

 

 余談:ドラマ外のミリマスアイドルの精神年齢

 なおよくも悪くも年齢相応なのはドラマ内の3人で、ドラマ外の3人(というか765アイドル全般)は同年代の女の子よりは精神的に成熟しているといえるでしょう。成熟している側面(もちろん年齢不相応に幼い面もあります)はアイドルごとに異なり、そこが同年齢でもアイドルの個性につながっていくのです。まあ、年齢不相応に幼い女の子をスカウトしても売れる売れない以前に精神面で過酷なアイドル業界で脱落するのがおちでしょう。

 

 765の最年少信号機の青が「子ども扱いするな」と媒体内でよく発言しますが、私から言わせると彼女たちは一般の同年代の女の子に比べれば十分すぎるほど大人ですね。彼女たちは2次元ですが、3次元であのような女の子がいれば顔やスタイルは置いておいても高嶺の花間違いなしです。3次元であのレベルの女の子は早々いません。もっと陰湿か粗暴か幼く、美人でもありません。男もまた然りです。だからこそ大人はもちろん高校生でも2次元にはまったりするのですけどね。。。。

 

 そして高根の花なのは作中でも高根の花扱いされているアイドルは勿論、比較的親しみやすいと設定されているアイドル(信号機赤)でもです。劇外のアイドルたちならば、年齢的な差はあれど『ハルマチ女子』の3人のようにスペックだけで異性いや同性をも見ることはないと思います。

 

 

曲の感想

ハルマチ女子 

「恋に恋している私」という歌詞は、まさに翼(ドラマ内外問わず)のことを指していますね。歌っているのは、「恋」に興味を持っているもののデートしたこと無さそうな3人というのが象徴的ですね。この曲から思ったのは、本ドラマは恋愛物ではなく「恋」にに恋した女子たちの友情物語であるなぁという点です。

 

恋愛絡みなのに、役名が名前そのままなのも最初は疑問に感じましたが本ドラマが結ばれないという展開を暗示させていたのだなぁと思いますね。

 

彼氏になってよ

彼氏を本編中に作れなかった3人が、本編の経験からデートの経験がないなりに自分ならこうするという妄想を精一杯練ったものです。少しは成長したのですかね…