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ラブライブ!サンシャイン!! Over the Rainbowアンソロジー感想

ラブライブ!サンシャイン!!の劇場版「ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow」のアンソロジーコミックが学年別で発行されるのでその感想を書いていきたいと思います。

 

お品書き

 概要

 アンソロジーは劇場公開後から2週間に一片のペースで発刊されております。今までのアンソロジーと異なる最大の特徴としては、フルカラーであるという点です。その分一冊が薄めなのですが…

ラブライブ!サンシャイン!!
The School Idol Movie Over the Rainbow
Comic Anthology 3年生

発売日:2019年1月7日発売
定価:本体880円+税
原作:矢立 肇
原案:公野櫻子
キャラクターデザイン:室田雄平
[表紙イラスト]
みやびあきの
[参加作家]
シナリオ:下井晋太朗
漫画:2C=がろあ、杏乃、中音ナタ

 

ラブライブ!サンシャイン!!
The School Idol Movie Over the Rainbow
Comic Anthology 1年生

発売日:2019年1月21日発売
定価:本体880円+税
原作:矢立 肇
原案:公野櫻子
キャラクターデザイン:室田雄平
[表紙イラスト]
とみを
[参加作家]
シナリオ:下井晋太朗
漫画:藤原ゆか、みやびあきの、中音ナタ

 

ラブライブ!サンシャイン!!
The School Idol Movie Over the Rainbow
Comic Anthology 2年生

発売日:2019年2月4日発売予定
予価:本体880円+税
原作:矢立 肇
原案:公野櫻子
キャラクターデザイン:室田雄平
[表紙イラスト]
しぐれうい
[参加作家]
シナリオ:下井晋太朗
漫画:たいら茶織、水道水、中音ナタ

【特報!】ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow Comic Anthology 1年生/2年生/3年生の刊行が決定! | 電撃G's magazine.com

  アンソロジーはいずれも3作収録されており、20ページ程度の長編が2話,中音ナタ氏の4コマが1話という共通の構成となっています。長編は、前半の1話がイタリア渡航前の話,後半の1話がイタリアでの出来事を描いた話となります。

 

3年生編

まずは、3年生編の感想を書いていきたいと思います。

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「卒業旅行の目的」

出国に向けた色々なトラブルに巻き込まれつつ、何とか出国するも…鞠莉の様子が...というシナリオです。前半の空港の売店で食べ物をやたら注文して、果南とダイヤが満腹のシーンはこれからイタリアに行くのに「本末転倒」で思わず笑ってしまいましたね。中華多めなのは作者の趣味でしょうか? 

 

視線の正体

 イタリアに到着した3年生一行ですが、果南が誰かの視線を感じているという場面から話は始まります。劇場版を見ていれば3年生たちが視線を感じているのは当然(鞠莉母が捕まえようとしているから)なのですが、発売日から推測するに劇場版をみずに書いたアンソロジーなのでしょうがないね。まあ、変装して解決しようとするものの逆効果だと思うのは私だけではない筈です。

 

卒業旅行と思い出

いつものナタですが、流石にラブライブ!関連の漫画を商業ベースで書いていることもあって3年生編では 一番面白かったですね。

 

 

 1年生編

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出発に必要なもの

荷造りで何を持ち込むかであーこーする1年生3人の話です。主に飛行機内でのヒマつぶしのためですが、ミシンを持ち込んだりと没収まっただなしなので苦戦します。結局トランプに目を付け、ゲームすればいいじゃんという結論になる良い話でした。1年生の成長?が分かる話です。

 

ステージを探して

劇場版を踏まえて、鞠莉母に認めて貰うためのステージの場所を探す話です。劇場版ではスペイン広場で行うことになるのですがその課程は劇場版では描かれてなかったので目の付け所が良いと思いましたね。3年生編とは異なり少なくとも本作は劇場版見て、描かれているでしょうね。憶測や予告動画だけではここまでの掘り下げはできませんから。

 

Aqoursの始まりの場所だったから選んだというのは説得力ありますね。

 

1年生のズッ友3人組

ルビィは裁縫が大好きです。

 

 2年生編

最後に2年生編を紹介します。最後の発売だけあって映画を実際に見て、映画をより深く掘り下げたような内容となっていて劇場版アンソロジーの中では一番出来が良かったです。

 

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新しい練習場所

3,1年のようにイタリアの準備...ではなく、劇場版序盤で6人で活動するにあたって新しい練習場所を見つけるというお話です。映画と同様最終的には海岸の砂浜で練習することになりますが、その時の心情が表情豊かに描かれているのは良かったです。

 

一連の流れや心情描写としては、1年生編のイタリアのライブ場所決めの話(アンソロジーでは2話目)に通じてくるところはありますね。劇場版自体が、3年生無き後のAqoursの自立が大きなテーマでその重要なファクターとして「場所を自分たちで決める」というのがあるのでしょうが。

 

あと、梨子は大きな犬は未だ苦手という認識でいいのでしょうか... ナタ氏の漫画でもネタにされてますし。

 

 

 どこでも一緒に

 序盤の台詞よりイタリアライブ後の話で、曜がかわいい衣装の参考にという名目で梨子と千歌を巻き込んで夕食まで外に出歩く話です。

 

 曜が生き生きとしているのに萌え?ましたが、見どころはラストの泉(トレビの泉)の場面です。何でも梨子がコインを2枚投げると大切な人と一生一緒にいられるということで3人がコインを投げ…という所です。良い最終回でした(最終回終わっていますが)

 

 3人の絆とこれから

 ナタ作品ですが、最後の4コマは普通にいい話でナタらしくなかったです。良い最終回なので良かったですが。後、2本目のお小遣い無くなるからという答えはあながち間違ってはないと思いますね。

 

 

まとめ

μ'sの時と打って変わって、アンソロジーが乱発?されているような気もしなくもありませんが商業出版のアンソロだけあって原作破壊のような作品はありません。コンテンツ的にもアニメ,映画も終わり円熟期に入りつつありますしアンソロジーが出てきたらまた感想記事をアップします。