はい、家と就活会場と本屋を往復する毎日の笹史(@sasashi1992)です。
再就活を強いられるようになってから、就活後(前も?)に本屋に必ずと言っていいほど寄って立ち読み→時々購入という日常ですが聞き捨てならない記事を見つけました。
リアル書店は消えるのか、模索する現場の本音 - Yahoo!ニュース
この記事によると、
インターネット通販と電子書籍の普及から、経営に行き詰まった多くの書店が街から姿を消している。1999年に2万2,296店あった書店数は、2014年には1万3,943店に急減。「リアル書店」はこのまま消えていく運命にあるのか? 現場はどう生き残り策を模索しているのか? 立場の異なる書店の声を聞いた−−。
という事ですが、リアル書店が消えるとか知能が低下しそうで末恐ろしいです。書店数の減少が、ゆとり教育よりよっぽど学力低下に貢献していると思うのは気のせいでしょうか。「電子書籍」とかゆうまがい物の書籍が流行っているそうですが、あんなものはnoteと一緒です。電気が通らないとただの板です。
こういう議論もあるそうですが、私の意見としては
リアル書店数の減少は活字離れに直結するのか? - Togetterまとめ
活字離れに直結するに決まっていると言えます。地元の図書館には専門書もないですし、リアル書店が無ければ活字離れからの知能低下まっしぐらで怖いです。
が一般大衆はリアル書店など行かずに電子書籍で十分とかのたまいます。とはいえ、電子書籍でも読むならまだいい方です。読書をろくにしない人たちの生態について、私の体験談を書きたいと思います。
私が新卒で入社した会社(漬物製造)では、1年で読書をこれだけ読もうという目標が有ったのですが、なんと『4冊』という社会人とは思えない数字です。今どきの小学生でもこの5倍ぐらいは読みますよと言いたいです。
そんなレベルなので、社員の話題は私の部署ではパチンコと風俗の話題(どっちも私はしてません。そんなものする金があるなら本代に費やします)が普通に会社でされてましたし、全く会話がかみ合う気がしませんでした。因みにその会社があった地域には、書店は未来屋書店というサブカル系書店(笑)しかありませんでした。
この会社は仕事についていけず、数ヶ月で辞めることになるのですが
「適性のない仕事」に就職すると3ヶ月でクビになります - 笹史百貨店
付いていけたとして、会話のレベルが合わないので結局2~3年で辞めることになっていたでしょう。読書もせず風俗・パチンコ・スロットの話をする人とは話が合わないです。
前置きが長くなりましたが、活字離れからの知能低下を防ぐために読書は絶対必須なのです。そのために「リアル書店」が「電子書籍」より優れている点についていくつか書いていきたいと思います。
メリット1.思わぬ本に出会える点
リアル書店最大のメリットかもしれません。Amazonでも確かに本は買えますがタイトルが分からないと本の存在を知ることすらありません。まして購入するなどあり得ないので、読むジャンルが偏るという危険性があります。私もリアル書店によく行きますが、意外なジャンルでも平積みされたり入り口近くに並べてあれば読んで購入したりしますね。
最近読んだ本ですと、この本とかそんな感じですね。平積みされていたので、買ったのですが中々いい本だと思いますね。中国が経済成長できるのか等が分かりますよ。
国家はなぜ衰退するのか(上):権力・繁栄・貧困の起源 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
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メリット2.購入するか立ち読みで見極められる
事前にネットなどで本の内容を知っている本で、立ち読みすると期待外れな内容であるという場合が多々あります。そういう本の購入を回避し代わりにメリット1で述べたような全く知らない本を立ち読みして購入することで限られた金銭をより有意義に使えます。もちろん漫画や一部書籍ではカバーが掛けられているのでこの手法は使えないですが・・・
しかも、ある程度の規模の書店ですと立ち読みだけでなく椅子が置いてあり座り読みも出来ることか更にじっくりと本を見極められます。
メリット3.専門書の吟味に便利(大型書店限定)
メリット2と関係あるのですが、専門書に関しては新書や文庫本より高価な上に読破するのに事前知識が必要なので、内容が理解できない(読みにくく書かれているor自分のレベルが達していない)となると数千円の無駄遣いとなります。これをAmazonのようなネットの評判だけで購入する気には、とてもなれません。
しかし、専門書が置いてあるのは大型書店に限定されるのでショッピングセンターに入っているような書店ではメリット3は発揮されません。
名古屋地区でメリット3が発揮されるような書店について足を運んで調べた
もご覧ください。
中小の書店が大型書店に負けるのは品揃えが貧弱な上に専門書が置いてないので致し方ないと思います。後地方では、ロードサイド型の中小規模の書店だけで専門書や下手すると岩波や中正新書みたいな本もおいてないので、正直それなら本読まなくていいやと自分も新卒の就職時に1か月一人暮らしをしたときになりかけました。
終わりに:本屋の無い地域に住みたくないです
「リアル書店」の3つのメリットいかがですかね? 偏見ですが、マイルドヤンキーの多い地域も書店ことに大型書店が皆無な気がしてなりません。多分新卒で入った会社もマイルドヤンキー的存在の巣窟であった気がしてなりません。愛知の会社ですが社員40人ぐらいで、地元で無く実家から通えない距離から来ているのが3~4人くらいしかいませんでしたし。まあ、職場的にも製造現場ということで専門的知識うんぬんより身体能力と調和さえあれば(略)
リアル書店と言っても、大型書店でないと今回挙げたメリットが半減どころか7割引き位になるので大型書店の無い地域に住んでいる方は知的レベルの維持に苦労しそうです。
私としては、田舎・郊外のデメリットとしては
「高齢者に免許返上」させたいなら「地方創生」を辞めて「東京一極集中」を推進しろ - 笹史百貨店 の他にも
リアル大型書店が無いというのも大きすぎるデメリットなので、本屋の無い地域に移住とか大きく躊躇しますね。
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