ラブライブ!サンシャイン!!2期5話の感想です。2016年に1期の感想を書きましたが、2期も1期同様に感想や考察を書いていきたいと思います。
記事の作者:笹史(@sasashi1992)
感想記事を書いていくのは、2期1話以来となります。が、2話から4話もきちんと視聴していますのでいつか記事にしたいと思います。
ここからは2期5話の全面的なネタバレとなります。まだ視聴していない方や、視聴したけれどどういう内容だっけ?という方は、music.jpに入会する ことをお勧めします。ラブライブ!サンシャイン!!だけでなく、映画やドラマ,音楽なども聞けちゃいますので。
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お品書き
1.視聴した感想
いい、よしりこ回でした。で終わらせてもいいのですが、流石にそれでは記事を書く意味が無いので幾つかシーンを追っかけていきます。
A.Aパート
地区予選が近く、入学希望者が50人突破という状況であるAqours。しかし、雨で練習は打ち切りとなり帰ることに。しかし、2期になってから「雨」のシチュエーションが目立つのはどうゆうことでしょうか? 某プロアイドルアニメも雨のシチュエーションが多かったですが、特にオマージュした訳ではないでしょう。
他のメンバーが車に乗り込んで帰宅していく中、善子は中二(略)を発動させ歩いて帰宅します。が、風が強く傘を吹っ飛ばしてしまい... ということで本話が始まるのです。
相変わらず、しいたけが苦手な梨子です。が、これは重要な伏線となりますので覚えておきましょう(最も1期ではしいたけを梨子が嫌うシーンは不要シーン扱いされ、本ブログ筆者も批判しましたが)。
善子の母が携帯電話を忘れて、届けることになる梨子。読んでいる雑誌は、壁ドンではなくピアノ関連の雑誌の様です。
善子に口をふさがれる梨子。個人的には、薄い本で1人か2人位このシーンを採用しそうでなりません。
善子から、半ば犬を押し付けられるも満更でもない梨子。しかしそうなると、今まで梨子が犬嫌いなのはなぜだったのでしょうか...
しかし、飼い主が見つかり梨子と善子は拾った犬とあっけなく別れてしまうことに。この犬を巡って後半Bパートは展開されていきます。
B.Bパート
2人はAパートの犬に再会したものの、善子の方を振り向いてもらえずじまいです。
善子「やっぱり偶然だったようね。この堕天使ヨハネに気づかないなんて。」
と、落ち込む善子に対して梨子は
梨子「でも、見てくれた。見えない力はあると思う、善子ちゃんの中だけでなく。どんな人にも。だから信じている限り、その力は働いていると思うよ。」
「見えない力」というキーワードは本話のみならずサンシャイン!!のコンテンツ(少なくともアニメ媒体)ではかなり重要と思います。 個人的には、最初から連呼されている「輝き」というキーワードと同等かそれ以上に重要と思います。
ここまでを次のように、月を見ながら振り返る(この話では善子と梨子中心に展開されている都合上影の薄い)千歌です。
千歌「偶然が重なって、ここまで来たか。」
次の瞬間、千歌は衝撃的なシーンを目にすることになるのです
しいたけに、触れようとしているではないですか。あの、梨子が。
梨子は千歌に対して次のように語ります
梨子「試してみようかなって、これも出会いだから」
千歌「え?」
梨子「私ね、もしかしてこの世界に偶然ってないのかもって思ったの」
千歌「偶然は…ない?」
梨子「いろんな人が、いろんな想いを抱いて、その想いが見えない力になって、引き寄せられて、運命のように出会う。すべてに意味がある」
千歌「うん!」
梨子「見えないだけで、きっと」本編2期5話より
太字部は、本話、いいえ、これまでと今後のAqoursの活動の道しるべとなる言葉といえましょう。本話は一見すると濃厚なよしりこ回で、実際濃厚なよしりこ回ですが、ここに関してはかなり大筋に直結してくるシーンであります。
そして、梨子はしいたけに触ったのです。メタ的に言えば、「見えない力」でしょうが、梨子の成長ということもできるでしょう。1期でしいたけを始めとした犬から逃げるシーンが掛かれた梨子ですが、このシーンのための伏線だったとすれば中々考えてあると言えます(それにしても尺を取りすぎですが)。
2.本話の総評
一見すると、濃厚なよしりこ回と言えるでしょう。実際、これまで他のカップリングが目立ちすぎてアニメでは死語と化していたよしりこを成り立たせた功績は大きいです。
EDでも、よしりこ回ということで、よしりこセットで登場です。前回はダイヤ回ですが、ダイヤではなく曜でした。ダイヤ回がまだあるのか、それとも...
そして、終盤に何回か語られる「見えない力」というキーワードは2期の重要な核心だと思います。そういう意味ではある意味大筋のシナリオも進んでいると言えるでしょう。
犬ともよしりことも直接関係ありませんが、最後のラブライブと果南が語る場面もありましたし、登場人物掘り下げのための日常回ながらも確実に時計の針は進んでいるのです。
しかしながら、自分たち3年生に関する進路の言及もへったくれもありません。最も3年生の2学期というこの時期、進路とか考えるなら浦の星の存続やラブライブ!なんて考えている時期ではありませんが。
果南「ただ私は後悔しないようにするだけ。これが最後のラブライブ!だしね」
千歌「…最後」
果南「ダイヤと鞠莉と3人でここで曲を作って、その想いが繋がって、偶然が重なってここまで来たんだもん。やりきったって思いたい」
ちなみにこのシーンの果南さんは、「見えない力」ではなく「偶然」派のようです。
μ'sアニメの時もそうですが、最後とかいう割にろくに進路問題が語られないのはどういうことでしょうか? まさか、果南さんの進路は家事手伝いならぬ家業手伝いですかね。ダイヤさん(notちゃん)や鞠莉はともかく、果南が大学に行くイメージがさっぱりわきません。
次回 「Aqours WAVE」です。映像とタイトルを見る限りでは、今度は3話以来の全体回でシナリオを進めていく回のようですが、いかに。
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