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ラブライブ!サンシャイン!!公式アンソロジー「Sweet lily」感想

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 ラブライブ!サンシャイン!!公式アンソロジー「Sweet lily」がいつの間にか発売されていたので購入して、一読した感想を書いていきます。

お品書き

 

 

大好きだから

サンシャイン!!では有名どころのカップリングである、ようちかのお話です。千歌がソロ曲ライブのリハーサルで上手く歌えなかったことを心配した曜が自分らしさってなんだろうと見つめ直してリハーサルに立ち、それを見た千歌が少しだけ(千歌にとっての)自分らしさを取り戻すストーリーです。

 

 「千歌ちゃんが大好きだ!」的な発言は、アニメ2期13話の曜が梨子に向かって発言セリフのオマージュでしょうか。梨子にあんな発言をした曜ですが、アニメ本編では千歌に「千歌ちゃんが大好きだ!」と直接的には発言をしていないのですよね。その理由はわざわざ口に出さなくてもということか、(対千歌限定で)愛情表現不器用さ?なのかは想像に任せます。私としては、1期11話を見る限りは後者の可能性が大きいと思いますけどね…

 

近くて遠いあなた

聖良と千歌が函館でも沼津でもなく札幌観光する話です。姉の立場では無い聖良はかなりレアで、同じユニット=姉という立場を離れてスクールアイドルという仲間である、千歌に惹かれたのもある意味必然と思えてきますね。

 

 「そんな私にとって同じラブライブ優勝を目指しているチームのリーダー同じ立場で一緒に頑張ろうって言える相手がどれほど助けになったの」。これは個人的には本アンソロジー中一番の名言で、劇場版で姉の立場を離れたスクールアイドルの1人としての聖良の総括としてこの点に触れられても良かったのかなと思いました。劇場版の聖良も見せ場はそれなりにありましたが、メインは理亞であくまで理亞の姉という立ち位置での活躍でしたからね。

 

歌えぬ人魚姫

 小学生時の鞠莉が果南を人魚姫に例えたのですが、数年後本当に人魚姫の結末(アニメ一期8・9話参照)を身をもって体験することになるなんて…という話です。このような体験を夢で見ていることを果南に感ずかれ、未だに鞠莉は過去のライブ(旧aqour)を引きずっているのでは?と言われます。その後、海に入って今度はハッピーエンドにしてみせると果南が男前に鞠莉に告げるところがクライマックスとなります。

 

果南が人魚姫的な特徴と言われればその通りですが、そこから決別して明るい未来にしてみせるという話でしょうか...

 

おべんとうパニック!

 タイトルからは想像もできない、ギスギス系1年生の話です。お弁当を忘れた善子が花丸の唐揚げを取ったせいで、花丸と喧嘩し仲直りをするためにルビィと一緒に弁当を作ろうとするも「良かれと思って」失敗しルビィの衣装を汚してしまったためにルビィにまで逃げられるという重いという話です。

 

 弁当忘れの件は善子の自業自得ですが、衣装を汚してしまう所は「良かれと思って」空回りしているので不憫に読んでて思いました。最終的にはハッピーエンドかつギャグ調なオチでしたがアニメでやれば良くて賛否両論、粗があると1期最終回位の評価になりかねない危険な題材であるので同人ならではですね。

 

お姉ちゃんのためのルビィの一日

本アンソロジー唯一のギャグものです。練習のし過ぎで筋肉痛になり全く動けないダイヤがなんとか通学するために、妹ルビィが学校で奮闘するコメディ?ものです。

 

とりあえず、ダイヤ、寝ろ。