今回は、アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」も折り返し地点を過ぎたということで黒澤ダイヤ引き続いて松浦果南について考察してみます。
今回、果南を考察する理由は例によってラブライブ!サンシャイン!!のガチャガチャで当たったからです。
という訳で早速振り返り&考察してきたいと思います
松浦果南について考察
1.基本プロフィール
誕生日 2月10日 星座 水瓶座
血液型 O型 身長 162cm
スリーサイズ B83/W58/H84 趣味 天体観測・水泳
特技 ダイビング・操船 好きな食べ物 さざえ・ワカメ
嫌いな食べ物 梅干し CV 諏訪ななか
所属ユニット AZALEA
2.第一印象(雑誌と1st singleの自己紹介)
松浦果南は第一印象としては、千歌の幼馴染であることから、前作でいう穂乃果にとっての海未に当たるポジションなのかなと想像しました。アニメ化前の予想では以下のように予測しました。
果南=海未+絵里・・・幼馴染ポジションということから、海未で面倒見のいいところが絵里に近いと思いました。
立ち位置的には千歌の幼馴染と重要なものの、性格的には特に癖が無く個人的には好感を持てた登場人物の一人です。
3.その後の印象の変化(アニメまで)
その後発売された 2nd single 「恋になりたいAQUARIUM」のドラマパート「不思議!シーパラダイス発見」においての印象は以下の通りです。
果南は、設定などから「脳筋系」のおバカで前作のスマイル組に当たるのかと思いきや今回のラジオドラマでも全体で一番まともでした。今回のラジオドラマや千歌の幼馴染というポジションも考慮すると、アニメでの立ち位置としてギャグ要素と名家設定を抜いた(つまり山頂アタックとか変顔しない)海未(後はアルミ版絵里要素もある)ポジションである可能性が高いと思います。
CDドラマ版の果南はとにかく常識人であるイメージです。まあ、なので良くも悪くも1st single の時と印象は変わらなかったです。ただ、ドラマCDにおいては千歌と学年&ユニットが別ということもありあまり幼馴染という感じは受けませんでしたが。
それでもこの時は、果南はアニメ版で真っ先に加入してくれるものであると信じていましたがその予想は見事に裏切られることになるのです。思えば、ドラマCDで千歌とあまり絡まなかったこともアニメの展開の伏線だったのかもしれません。
4.アニメ松浦果南の考察
A.アニメ版松浦果南の出番の少なさと設定改変(幼馴染で無くなった?)
アニメ版の松浦果南といえば『出番の少なさ』ということが真っ先にイメージできます。5・7話で本篇に全く登場せず、3話でも登場したもののセリフ無しです。
ファンの中だけでなく中の人にも出番の少なさを言及される始末です
今週も果南は……… #lovelive_sunshine
— 諏訪ななかofficial (@suwananaka) 2016年8月13日
さらにニコニコ百科やピクシブ百科事典でも果南の出番の少なさについてこのように言及されています
5話・7話と本編に全く出て来ない回すらあり、キャストに「松浦果南 諏訪ななか」とあってもそれはメンバー全員によるアバンの「前回のラブライブ!サンシャイン!!」やアイキャッチ「ラブライブ!サンシャイン!!」コールのみといった状況である。
松浦果南 (まつうらかなん)とは【ピクシブ百科事典】 8月23日閲覧
テレビアニメでは、千歌と曜の幼なじみとして登場したが、父親の怪我で家業を手伝うことになったため休学中である。このため、浦の星女学院には来ておらず、テレビアニメでの登場機会は少ない。それどころか全く登場しない回もあるのが現状である(「スクールアイドル」は学校で活動することが多いので構成上こうなってしまうのは仕方ないのだが)。
7話は出番が無かったにもかかわらず、ニコニコ動画ではOPとEDの登場シーンが出番のまとめとしてまとめられております。
松浦果南7話まとめ【ラブライブ!サンシャイン!!】 by はーるーーーー アニメ/動画 - ニコニコ動画
果南に関しては登場しない回が2話もあるのみならず、登場してもあまり長時間ではないということも出番が少ない理由です。
273 : 名無しで叶える物語(庭)@無断転載は禁止2016/08/14(日) 10:23:59.19 ID:0Er2VRSJ
@prumonika:
果南ちゃんが7話までで喋った時間アバウトにですが測りました。
1話:約38秒 2話:約19秒
3話:0秒 4話:約30秒
5話:0秒 6話:約4秒
7話:0秒
合計:約1分31秒でした。
何も知らない人(ラブライブ!サンシャイン!!はアニメが初見組)にとっては、果南は千歌の姉2人やしいたけと同等位にしか思われてなさそうです。
8話では若干出番が多かったですけど、下の画像のシーンとか8話以前の絵里並みに冷たそうな性格に見えてきまので株が上がらないでしょう。今のまま総選挙をやればぶっちぎり最下位は目に見えてきます。
アニメ版ではメイン9人の中でぶっちぎりで出番は少ない(現状千歌の姉の高海志満や高海美渡,しいたけ以下の出番です)です。加えて、果南は本来「一緒にハグしよ★」とか言いそうな正確なのに上の画像のようにとても性格が悪そうで視聴者が推せる要素がまるで見当たりません。アニメ版桜内梨子は設定改変が大きいという声が初期のラブライブ!サンシャイン!!ファンから多く挙がっていますが、果南も梨子とは別ベクトルで改変が大きい登場人物の一人だと思います。
上の画像は1年生の時に果南が鞠莉をスクールアイドルに勧誘しているシーンですが、
このシーンから1年生の頃の果南が「一緒にハグしよ★」と言い出す性格であったことが分かります。まあ、性格に関してはシナリオ上の都合と言えばそれまでで、加入後に本来の性格に戻ると思われますが。今の果南がスクフェスでピュア属性であることが信じられません。
しかも、果南に関してはもう1つ重大な設定改変の疑惑が挙がっています。
「千歌の幼馴染」という部分です。なぜそのような疑惑が挙がっているかというと、登場シーンが単純に少ないだけではなく千歌との絡み(というか2年生の絡み)が少ないからです。8話までで果南と千歌が幼馴染らしい絡みは1話の中盤しかありません。
ちなみにこんなに千歌と果南の絡みが少ないのは、これまでの媒体展開の中ではアニメ版だけです。電撃G'sマガジンの連載では千歌と幼馴染であることが言及されてますし、コミック版第1話では千歌は果南と真っ先に会話しておりコミック版1話のカバーも千歌,梨子,果南の3人セットです。
さらに1st PVでも、曜・千歌とセットで登場していることが確認できます(3:17~,3:50~)。
つまりアニメ版だけが、現状で千歌と果南の絡みが少ないことになります。アニメ版では千歌と果南の絡みが幼馴染としての絡みがなぜ少ないのか?
その理由としては、『学年ごとの人間関係を重視する』という方針が考えられます。前作アニメ版『ラブライブ!』においてもアニメ開始時ですでにお互いを知っていたのは「ほのうみこと」,「のぞえり」,「りんぱな」だけでにこと真姫は孤立していました。かの有名な「にこまき」はアニメの展開が進むにつれて出来上がったカップリングです。但しアルミ版コミカライズにおいて穂乃果は2年生に加えて凛,花陽,絵里のことを知っており凛や花陽とは普通に絡みがあります。
つまりアニメ版以外では『学年ごとの人間関係を重視する』という方針は前作にも本作にも特にないと言えます。
本作のアニメ版でも前作同様に、『学年ごとの人間関係を重視する』という方針が存在すると思われます。その証拠が、下のシーンのように3年生組が1年生の時にスクールアイドルをしていたという設定改変でしょうか。
つまり、千歌と果南の絡みが少ないのは3年生組の過去という側面を重視して描かれているからでしょうか。
という訳で、「アニメ版果南は本当に千歌と幼馴染なのか」という命題ですが9話次回予告より幼馴染設定は残っていると言えます。次回予告ではロリ千歌および果南の水着姿が登場していることから千歌と果南の幼少時の関係が語られると推測できます。
9話の次回予告から 決して果南が千歌と幼馴染という設定がオミットされたわけでは無さそうです。
5.総評
アニメ版果南は現状では梨子とは違う意味で基本設定との改変が大きく、対して出番も現状では無いのでキャラクターとしての位置づけが非常に難しいです。
今現在の感想としては、
視聴者を3年生組の問題でウルウルさせたいのかもしれませんが、果南が出てこないor出てきても30秒くらいしか登場しないので感情移入が丸っきりできない。#松浦果南
— 笹史 (@sasashi1992) 2016年8月15日
ということに尽きます。やはり9話「未熟DREAMER」において千歌および3年生組の過去が描かれるので、9話が終わってから改めて本記事の加筆or別記事での考察をしたいと思います。
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