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ラブライブ!サンシャイン!!2期13話「私たちの輝き」~浦の星の死と千歌と~

ラブライブ!サンシャイン!!2期13話「私たちの輝き」の感想を書いていきます。ラブライブ!サンシャイン!!2期最終回だった今回ですが、どんな結末だったか振り返っていきましょう!

 

来週からは感想記事を書くことはありませんが、ラブライブ!関連の記事はまだまだ執筆予定です。

 

 お品書き

1.本話の感想

本話は予想通り、卒業式および閉校式の話となります。

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まず「劇場版制作決定!」、本編ではないですが一番のツッコミどころです。

 

どういう出来かは見てみないと分からないのですが、正直劇場版は蛇足だと思います。

 

劇場版自体がダメなのではなく、本話を終えた時点でどうみてもAqoursの物語は完結しているのに無理やり感が半端ないです(μ`sのときも些か無理やり感がありましたが…)

 

本話の概要としては、浦の星最後の卒業・閉校式を終えて9人が思い出に浸りつつ、涙ながらに校門を閉めるまででがAパートで、Bパートが閉校後の千歌が「輝きを見つけられたのかな?」ということでなぜか閉校後の学校に紙飛行機を追いかけてAqours9人(進路に向けて出発した3年生も)でミュージカルという超展開です。

 

話の中身としては、はっきり言ってないようなもので、本筋というよりは壮大なエピローグorエンドロールと思えるかが本話の評価が分かれるところです。

 

これまで25話の積み重ねが本話の描写に現れている訳で、間違っても本話から見ても全然楽しめないでしょう。

 

とはいえ、最終回から見る人は、最終回マニアとかでない限りいないと思いますが。

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そういう訳で、ニコニコの評価がこれまでの話より低いのもむべなるかなと。

 

長々と御託を語っていてもしょうがないので、感想を書いていきましょう。

1.Aパート

 しいたけが♀と判明したり、梨子が犬を飼ったりと犬絡みの話からつないで卒業・閉校式となります。

 

ちなみに、どうでも良い話ですがラブライブ!は優勝していました。

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最後くらい真面目にやりましょうというダイヤに対して、鞠莉は「そのつもりデース」と例によって片言日本語で答えたものの、ルビィがペンキをぬったことで...というシーンです。

 

何だかんだ、最後位いいじゃんということでダイヤも含めてペンキまみれになって浦の星の校舎を汚していくのです。 

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結局、上のペンキまみれも次の果南の言葉に集約されていると感じました。

果南 でも昔からこんな感じじゃん、私たちもこの学校も 

 

次のシーンでルビィが泣き出すし、花丸がなだめるシーンですがここは後述の校門が閉まるシーンで皆が泣き出すシーンの伏線となります。

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花丸 だめだよ、ルビィちゃん。最後まで泣かないって約束したんだから

ルビィうん

千歌 だね、明るく一番の笑顔で

 最後まで泣かないっていう約束守れなかったんですよね...

 

ダイヤの言葉通り、真面目に卒業・閉校式そのものは進行されました。

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果南が鞠莉から卒業証書を渡されるというシーンです、果南ではないですがなんか奇妙な気もしますね。

 

閉校式も終わり、突如として優勝旗をふりかざすまり

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鞠莉 私たちはやったんだ!

ルビィ ラブライブで、

千歌 優勝したんだ!

 と叫び出し、1期opである青空jumping heart が流れ出します。

 

基本的には、1期opと同じですが、一部シーンがラブライブ!決勝のシーンを意識して差し替えられています。

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表情の違いが一目瞭然です。

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学年ごとに集まったシーン

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曜 実は梨子ちゃんのことが、だーーーーーーーい好き!

梨子 私も

 このシーン、今まで千歌の友人という関係でつながっていた2人がお互いを千歌と同格の友人であると口に出す場面と解釈しました。

 

千歌がいないのは、そういう意図なんかなと。

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最後の校門を閉じるシーンです。結局、最後まで泣かないという約束は、果たすことができませんでした。

 

ダイヤがガチ泣きするシーンって、全媒体でここが初めてな気もします。

 

ダイヤちゃんと呼ばれていることといい、回想シーンを除けば全26話でダイヤが一番幼い印象を受けます。

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校門を閉めようとするときの千歌のシーンです

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千歌 浦の星の思い出は笑顔の思い出にするんだ、泣くもんか、泣いてたまるか

 正直なところ、視聴者側からみても浦の星の思い出は辛いことも数多く、それどころか最後はラブライブ!優勝とは言え、閉校という最悪の終わり方ですからね。

 

1期8話以上の号泣っぷりですが、千歌が泣き出したくなるのも当然でしょう。

 

人の死に目ではないですが、校門を閉めるのは学校が火葬される前の棺を閉めるようなもんですからね。自身の祖母の死の時の周囲と重ね合わせてそんなことも思いました。

 

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曜・梨子 千歌ちゃん 一緒に閉じよ

 

この2人が、自分も泣きたくてたまらないのに大好きなお爺ちゃん(浦の星女学院)の棺で泣いている孫(千歌)にお別れしよ、と諭している親の様ですこし感動しました。

 

 これで、ラブライブ!サンシャイン!!2期は終わりです。

そして浦の星女学院の生涯に幕を閉じた瞬間でもありました。

 

後は盛大な15分間の、49日もといエンドロールが始まるのでした。

 

2.Bパート

壮大なエンドロールは千歌の母親と千歌が会話しているシーンから始まります。

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なぜ、優勝旗を砂浜に刺したのか?と問う母に対し優勝旗をいつ来てもいつ戻っても出迎えてくれるようにと砂浜に置いた千歌です。

 

3年生も新たな進路に向けて旅立ち(詳しくは後述)、新しい制服が届き皆が完全に次に向かっていくことが示唆されています。

 

↓ 結局、3人とも内浦に居たんですがね! 

細かい突っ込みですが、鞠莉はこれでイタリアまで行くつもりなんですかね?

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 このシーン、最後のシーンと整合性が無くなってくるんですよね...

 

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千歌母が紙飛行機を飛ばす、この一連の会話は、サブタイトル回収場面というかサンシャイン!!でうっとおしい程でてくるワード「輝き」に一応の結論が出てくるシーンです。

千歌母 ねぇ、覚えてる?

昔の千歌はうまくいかないことが有ると人の目を気にして、本当は悔しいのに、ごまかして、諦めた振りをしていた。紙飛行機の時だってそう。

千歌 ねぇ?  千歌母 何? 

千歌 私、見つけたんだよね? 私たちの輝き。あそこにあったんだよね?

千歌母 本当にそう思っている?

 

紙飛行機を飛ばそうとするがうまくいかない千歌です。

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美渡 相変わらず、バカチカだね

志満 何度でも飛ばせばいいのよ、千歌ちゃん

千歌母 本気でぶつかって感じた気持ちの先に答えはあったはずだよ

諦めなかった千歌には、きっと何かが待っているよ。

 そう、もう千歌の中に「輝き」の答えは見つかっているのです。

 

本気でぶつかって感じた気持ちを示唆するかのように、紙飛行機は遠くまで飛びます。

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 その紙飛行機を追いかけ、閉校した浦の星女学院に向かう千歌です。

ここのシーンは流石の私も、理屈云々で見るのを辞めましたね。

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学校で今までの幻影が蘇ってきて、泣き出す千歌です。

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千歌 私はウソつきだ、泣かないって決めたよね。千歌ぁ。どうして、思い出しちゃうの、どうして聞こえてくるの? どうして、どうして...

 何というか、浦の星女学院の遺骨が埋まった墓場で生前の思い出を思い出して泣いているように感じます。

 

では、結局「輝き」とは何だったのでしょうか? 千歌としての答えはこの最終話で示唆されました。

 

体育館に向かっていきつつ、「輝き」の答えを語っていく千歌のモノローグは良かったですね 

 

紙飛行機を拾い、体育館に向かうとそこには!

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?? 3年生の皆さん旅立ったんじゃないんですか? 劇場版決定ほどでは無いですが、冗談抜きで突っ込みたくなったシーンです。 

 

整合性とか考えないのはラブライブ!の常ですが、それなら3年生は旅だったよという先ほどのシーンを入れる必要は無かったんじゃないですか?と。

 

μ`sの時は最終話で3年生が旅立ったシーンは無かったですし(進路未定なので当然ですが)、入れた意味が分かりません。

 

最後に挿入歌ということで、3年生も含めた全員で今までの曲の衣装を振り返りつつ「WONDERFUL STORIES」という曲が流れます。

 

最早整合性などありませんが、ここはそういうものだと思って楽しみましょう。

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www.youtube.com

 

 

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最後に、物理的に幕を閉じてラブライブ!サンシャイン!!のアニメは完結しました。

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最後に幕を下ろした解釈として、これが一番面白そうだったので取り上げます

アニメ全体が壮大な演劇なら、今までの記事で批判してきた整合性の取れない様々な矛盾点も ...とはならないですね。

 

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2.2期全体を通じての総評

とりあえず、1期2期感想記事を書いてない話はあれど、一応完走したわけであります。

 

不満点を言い出し、ラブライバーを今年限りで辞めるという方から、ラブライブ!サンシャイン!!は最高だ!という方まで様々ですね。

 

自身の総評としては「不満点はかなりあり、決して最高!と叫べる出来ではありませんが、制作陣の狙いはきちんと伝わり、話としても致命的な破たんは無かった」と評価しています。

 

正直、致命的に破たんしている作品は幾らでもありますし、ラブライブ!サンシャイン!!は作画崩壊も無いので恵まれている方かなと。

 

こういう作品もあるわけですし…

 

とりあえず、スタッフおよびキャストさんには「お疲れ様」でしたと声をかけてこの記事を閉めることにします。

 

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