久しぶりの、ラブライブ!のアンソロジーが出版されたので簡単に感想を書いていきたいと思います。
お品書き
「μ'sスイートメモリーズ」概要
電撃コミックスEX『ラブライブ!コミックアンソロジー μ’sスイートメモリーズ』
原作:矢立肇
原案:公野櫻子
キャラクターデザイン:室田雄平
定価(本体850円+税)
A5判/128ページ
今回のアンソロジーには、巻頭のカラーイラストおよびアンソロジーの漫画×10作が収録されています。ラブライブ!サンシャイン!!もアニメが完結して、コンテンツ展開が一段落している中、無印ラブライブ!のコンテンツ展開自体が本当に貴重なもので店頭で見かけて即購入しましたね。
各作品の感想
基本的にアンソロジー作品の粗や世界観を突っ込んでも野暮なだけなので、一言二言レベルです。
鴇田アルミ:μ'sのおもてなし作戦
お疲れな絵里を、各メンバーが学年ごとに分かれておもてなしするという話です。公式コミカライズの作者ですが、コミカライズもストーリものにも関わらずドタバタ要素が強いのが特徴であります。しかし本作は、単発アンソロということでそれ以上にドタバタ劇感がありますね。最後には某メンバーのお風呂シーンもありますが、残念ながら見えません。
しかし、公式コミカライズの6巻はいつ発売でしょうか...
七路ゆうき:ミナリンスキーと1日メイド体験
ことまきで、真姫がことりのバイト先であるメイドで1日働くという話です。ことまき尊い。一読した限り、今回の中で一番お気に入りなのは本作です。
兎月あい:ごめんねタロット
のぞにこ物で、にこと希が他愛もないことでけんかするというシナリオです。希を象徴するアイテムとも言える、タロットが本話のキーとなります。のぞにこ尊い...
アナ:私たちのeveryday
ネットでも良く見かけるような、4コマドタバタものです。豆知識としては、にこの姉はいっこ、妹はさんこです(大嘘)。
草野ほうき:Photo scandal
穂乃果が家からインスタントカメラを発掘してきたことで繰り広げられる、ドタバタホラー?劇です。ラブライブ!とは関係ありませんが、インスタントカメラは今や絶滅寸前種で、私も小学生低学年くらいを最後に現物は見てないですね。
めざし:海未ちゃんのご相談
海未がことりと穂乃果に相談するという話です。海未ちゃん可愛いよ、海未ちゃん。ついでにことりちゃんと穂乃果ちゃんも。
りぽでぃ:あたしのサンタさん
真姫×サンタさんの幻想が打ち破られたとき、何が起こるのかのifストーリーです。後半は、サンタさんネタをダシにしたにこまきとなっています。
鈴木ここの:マチビトキタル
のぞえりの馴れ初めで、希の幼少期の回想がメインとなっています。引っ越しばかりでの友人がいない希と対照的な幼少期絵里の愚痴はなるほどと描写の上手さに感心しました。
中音ナタ:μ'sキッチン
いつものナタ氏のノリです。以上。
全員がおにぎりを作るのにはたまげました。
木野咲カズラ:穂乃果イズム!
穂乃果が元気という固定観念から脱却すべくメンバーの協力の元、イメージチェンジを図るという筋書きです。結局最後はいつもの穂乃果がいいという結論に至りますが、途中の展開は中々良かったです。今回のアンソロで2番目に気に入ったのはこの作品ですね。
総評
ギャグorシリアスよりという違いはあれどラブライブ!の世界観を破壊するような作品は1つとしてなく、ラブライブ!の世界観をどの作者も理解して描いているだけでも1安心です。無印ラブライブ!の公式展開そのものが、本アンソロとソロライブ3くらいしかない現状では貴重な無印ラブライブ!の展開ですのでμ'sファンは買って損はないと思います。