子どもが部活動に入ろうとしたら殴ってでも止めた方が良いです。
中学校で半強制的にバスケットボール部に入って、人生狂った笹史です!
中学生や高校生の多くは何らかの部活動に入っていることでしょう。ただ部活への意気込みは、部活動が楽しくて、部活が目的で学校を選んだ人もいれば、部活動が苦痛で1日も早く退部or引退したい人と千差万別です。
後者の部活辞めたい勢の中には、休みも無く部活動に参加しなければならない「ブラック部活動」に入っている方や顧問や監督の体罰や部活内の上下関係(しばき体質)が苦痛である場合も多い筈です。というか、中学の時の私が正にその状態でしたしね。
そんな中でも3年間(実質2年と3ヶ月くらい)退部することも出来ず部活動を続けてしまって人生が狂ってしまいました。
私の親はそうでもなかったのですが、中には退部したいと思っても退部させてくれない親なんかもいて、このように不登校になってしまう例も存在します。
中学2年生のA君は、中高とバドミントン部でキャプテンを務めた母親の奨めで、中学生からバドミントン部に所属。競技自体は楽しかったが、同級生がレギュラーに選ばれる中、補欠にもなれなかった。
厳しい練習について行けない、レギュラーになれない生徒は、「ダメなやつ」と攻撃の対象になることがある。A君はレギュラーの生徒からバカにされ雑用を押しつれられたが、顧問の先生は見て見ぬふり。「なんのためにやっているのか分からない」と苦しみに耐える日々だった。
ある日母親がA君の異変に気付き問いただすと、涙ながらに「辞めようと思ってるんだ」と告白した。ところが母親はこう言って息子を厳しく責めてしまう。
「部活が厳しいのは当たり前でしょ!」「母さんのころだって、周りは全員ライバルよ!」
「部活ひとつ続けられないで、社会にでたらどうするの!?」A君のSOSは受け入れられなかった。それだけでなく、弱気になっているA君のためにと、母親は顧問に指導の強化を頼んだ。練習量も雑用も以前より厳しくなり、追い込まれたA君は不登校になってしまったという。母親の言動は完全に裏目に出てしまったのだ。
「ブラック部活」親が子を追い詰める問題も 自分の経験押し付け「部活ひとつ続けられないで社会に出たらどうするの!」 | キャリコネニュース
しかしこのように頑張って耐えても、メリットらしいメリットは思い当たりません。しいて言えばブラック企業に入社しやすくなり、ブラック企業で活躍しやすくなるくらいでしょうか。
つまり逆に言えばブラック企業を避けたければ部活動というのは入部すべきでないという断言できるので、その理由について説明していきたいと思います。
お品書き
理由1.平日は夜遅く(残業)+土日も活動(休日出勤)≒社畜の予行演習!
部活動というのは、そもそも教育基本法で法律で課外活動の一環とされているはずですが、いつのまにか課外活動という枠を超えているのか平日は月から金まで放課後から毎日夜まで活動します。
私の学校では無かったですが、建前での部活動の時間が終了しても「社会体育」とかいう名目で延長という学校もありました。そもそも部活そのものが残業みたいなものなのに、その延長の「社会体育」は深夜残業みたいなものにしか思えません。
しかしほとんどの部活動の活動時間は放課後にとどまらず、朝練という事実上の早出があります。私の中学時代の部活だけでなく他の部活動もそうだったのですが、朝練と称した週3回くらい1限目が始まる前に練習が有って、早起きの辛さと罵倒される恐怖で学校へ向かう足取りが重かったです。
さらに休日も練習や練習試合、大会などで最低土日のどちらかあるいは両方、部活動で拘束されることもあり、まるで社畜の残業+早出+休日出勤の予行演習さながらと言っても過言ではありません。
しかもそれに対して嫌そうな顔を見せると「自分で選んだんだろうが!」と授業以上に厳しく当たられます。私の中学(公立中学)の場合、部活を選択しないという選択肢はない全員加入制だったのですが。
社会人として働いていても、完全週休2日だと中学よりかなり楽ですし、隔週2日でさえもトントン位に思えてきて中学での過酷さが目に見えてきます。
理由2.教師からの体罰上等!→パワハラの予行演習
日本では戦後は体罰禁止とかいう建前になっています。 ですが実態として、体罰は普通にあります。数年前に話題になった、某高校のバスケットボール部は異常な部類としても、部員の目の前で「なめとんのか、コラ!」などと言われ体罰を食らった部員はいますし、私も普通に体罰を食らいましたね。
体罰こそたまにでしたが、「帰れ!」「なめとんのか!」という罵声を食らわない日は無かったですし、顧問だけでなく先輩からもこのような罵声や制裁を食らうのも日常茶飯事です。
私の学校だけが厳しいのかと最初は思っていましたが練習試合や大会なんかで遠征すると、他の学校も体罰や罵声を食らっているのでどこの部活動も大差ないでしょう(もちろん私の学校の他の部もそうでした)。一番驚いたのはある強豪校の女子の部活の練習試合とか見る機会がありましたが、「消えうせろ!」とか言っていたところもあり私の部がマシに思えてきました。
体罰や罵声なんかは、企業にもよりますが普通にあるのでこれも社畜としての予行演習だと考えると筋が通ります。
理由3.部活動で精神&肉体が消耗&時間を浪費して学業が2の次に!
このように長時間の部活動への拘束と体罰&罵倒を浴び続ける状況に陥ると、精神的にも肉体的にも消耗し、平日だけでなく土日も半日ないし1日練習や試合に費やすことを強いられるので当然学業がおろそかになります。
教師は、「部活動を勉強ができない言い訳にしてはいけない」とか「文武両道」とか綺麗事ばかりのたまいますが、学校全体で「文武両道」できている人は少数でしたね。というか私も出来ていませんでした。
そのせいもあり内申点が足らず、大学進学実績のある学区トップの公立高校を不合格になりました。部活引退後は、部活動のストレスから解放されたためそれなりに内申点も上がりましたが時すでに遅しといった感じでしたね。
他の人は、夏休みの練習を休んで夏期講習に行ったり(しかも顧問は練習中に嫌味を言っていたりしましたが)英検に練習試合中に行ったりしていた人もいたようです。しかし、私の場合は上述した部活動のストレスも相まって、 そんな気分になれなかったので夏期講習など行く気にもなれず「文武両道」どころか「文武崩壊」状態でした。
学習塾のホームページなんかを眺めてみても、部活動なんて所詮息抜きだ、部活のせいで勉強なんかできないのなら辞めてしまえという意見が散見されますが、今となっては同感です。部活はあくまでも成績上位層が楽々学業をこなせて初めてやっていいものです。
中学は公立中学で様々な学力層の人がいましたが、絶対評価でオール3すら取れない人(私の部にも何人かいました)は、まともな公立高校に進めない可能性があるので、はっきり言って部活なんてやっている場合ではありません。もし親御さんで、この記事を見ている稀有な方で中学生のお子さんでオール3すら危ういなら部活動を退部させるべきと考えます。
なぜならば、オール3すら取れないということは、まともな大学に進学できる高校(普通科)はまず無理で超トップ層でない限りFランと言われる名前を書けば合格できる大学にしか進学できない高校への進学が多いからです。そんな高校に進学して、大学に無理やり行っても、Fランが関の山で、学校名での足切りのため就職もブラック企業しかないという例が多々あります。
しかし、ブラック企業に入れば入るほど、部活動で培ってきた土日返上の練習や体罰や罵倒といったしばき体質がモロに生きてくるのである意味部活動にのめりこむ事は、成績が悪いことで低レベルな企業にしか行けないのと合わせて2重の意味でブラック労働への登竜門となります。
ちなみに、中学で多いのですが、部活動での活躍で内申点が良くなるとかいう噂を聞き、内申目当てで部活を頑張っている方もいるでしょうが
内申点とは関係のないことが大半です。内申点に関わってくる場合でも全国大会に出場した等の著しい実績で1点くらいプラスされるだけなので、学業に専念した方が割に合います。ましてや大学受験においては、
終わりに:部活動ははっきり言って100害あって1利なし
このように部活動というのは、長時間労働やパワハラへの予行演習を兼ねる上、疲労が蓄積して勉強を阻害して成績が上がらなくなることで優良企業への就職に有利になる上位高校や大学への進学が困難になるという点でもブラック企業への蟻地獄的なものであると断言できます。部活動は100害あって1利なしと断言でき、部活動を頑張れないと勉強も頑張れないという神話も大嘘と断言できます。逆に私から言わせると部活動のせいで学業を頑張れないとすら言えますね。
もちろん、「文武両道」を達成して部活動でも活躍、勉強でも優等生で難関校に進学できる人もいるでしょうが、多くの人はそこまで器用には出来ません。「文武両道」できず成績が落ち、難関とは言えない学校への進学を余儀なくされて就職で苦戦して、ブラック企業へ吸い込まれていくのがオチでしょう。
最悪なのが私の中学時代のように部活でも中途半端、勉強でも中途半端でウリがなく面接で「あなたの実績を教えて下さい」という質問で詰んで、人出不足な学歴不問のブラック企業しか入れないことです。そうなると、何のために学校に行ったのか分からなくなり、親が苦労して稼いだ教育費が無駄になってしまいます。
それが嫌なら、「文武両道」出来ないならば退部すべきでしょうし、退部した後は部活動というブラック企業の予備校の代わりに『【スタディサプリ】 』という動画授業を受けて能率よく自分のできないとことから勉強することで難関の学校へ行き、ホワイト企業へのチケットを掴むべきと思いますね!