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【2020年】もしも江戸,京都,大阪の三都制をとった場合の新幹線(弾丸列車)網

今回は江戸時代の三都と呼ばれた江戸,京都,大阪(大坂)がそのまま三都として権力が分散し、東京一極集中でなく3都市(+名古屋圏)に人口が集中した世界の弾丸列車網を考えてみたいと思います。

 

お品書き

 

 

 

弾丸列車網実現のための歴史改変

【大前提】

◎鎖国政策が取られないor鎖国が田沼時代に転換し開国をして幕末時期までに産業革命を起こす:産業革命を起こせないと史実日本や清みたく西洋に不平等条約(不平等条約がないことによる変化は後述)を押し付けられ、体制が崩壊し江戸遷都から東京改名コースに至るからです(そうなると権力が集中して東京一極集中へ陥る可能性大)

 

◎前項のような近代化を進めたうえで、公武合体などで徳川家を滅亡させず象徴君主として存続させ立憲君主国:いくら近代化しても徳川家が潰れてしまうと遷都イベントが発生してしまい権力の一極集中→権力のある都市への集中に繋がってしまいます(大阪遷都でも都市構成こそ変われど末路は同じ)。徳川家が潰れなければ、皇室も存続するが江戸に徳川家が居座るので皇室は京都のままとなります。

 

結果として権力は史実ほど中央(首都)に集中せず、廃藩置県も旧大藩が小藩や飛び地を飲み込んで「国」(境界線は律令国に近く、アメリカやドイツの州の自治権をやや弱めたイメージ)となるので地方分権&人口の分散が図れ...となるわけです。

 

 

 詳細

1.不平等条約が締結されないことによる変化

 横浜や神戸が条約港にならないのが大きな変化です。江戸,京都,大坂が発展するのは変わりないので、神奈川は江戸の衛星都市or武蔵南部の拠点都市として、兵庫は大坂の衛星都市&大坂港のバックアップとしての港湾都市として発展するでしょうが、国や行政国の方針や発展具合によっては放置される可能性もあります(特に神奈川)。

 

 また新潟港も開港場とならないので、史実ほど都市規模は大きくならず政令指定都市になる可能性は0に近くなります。ただし、史実江戸時代でも日本海側屈指の湊として発展し直轄地となってることから50万人都市レベルにまでは発展していると思われます。

 

同じ開港場でも長崎だけは鎖国時代の出島を下地として開国後も貿易の拠点として発展することから、史実より発展するでしょう。よって西海道弾丸列車(史実九州新幹線に相当)でも鹿児島とともに終点となります。ただ坂が多く平地が少ないという地形のため政令指定都市は厳しいでしょうが。

 

2.人口配分の変化

 中堅以上の藩の旧城下町は廃藩置国による国府に移行するので、史実県庁所在地+α(αがどの程度になるかは城下町の規模及び産業革命の流れに乗れたか他で変わります)の発展を見せ仙台(史実と異なり工業化も行われる),金沢そして名古屋といった最も大型の城下町は100万人を超える人口になり特別市として行政区が設置され地下鉄道,帝国大学といったインフラが史実以上に整備されます。もちろんそのような都市では弾丸列車も全列車停車となり在来線直通なども行われることでしょう。

 

それよりやや小さめな規模な城下町(弘前,福井,姫路等)でもおおよそ30~100万弱の人口を誇り市街電車の整備や国立大学といったインフラが整備され、駅前(ほとんどが旧市街地に置かれる)には百貨店や地方銀行も置かれるため運送や建設といった職業上の必要性がない限り車がなくても問題なく生活できるようになります。このような都市には全列車まではいかなくても、弾丸列車の駅が設置されることになります。

 

無論大きな変化としては、東京ならぬ江戸一極集中がなくなるので首都圏近辺の都市で城下町ではない都市の人口は史実より半減以下の激減となります。例えば船橋あたりは史実では60万人クラスですが、おそらくこの世界では10万人強のレベルにまで落ち込むでしょう。むろん地下鉄など来るわけがありません。

 

鉄道網の大まかな想定

 弾丸列車網は以下の通り(作成中)で、全て江戸時代の五街道(甲州,日光除く)および五畿七道(+北海道で東山道は中山道と奥州道に分割再編)の経路および名前を元にしています。路線色は、青が東海道,緑が中山道,紫は奥州道,橙色は山陽道,水色は北陸道,黄緑は山陰道,赤は西海道,黄色は南海道となります。無論、車両色も路線色に準じます。

 

 

区間としては以下のようになります。

東海道弾丸列車:江戸~名古屋~京三条~大坂

山陽道弾丸列車:大坂~広島~博多

中山道弾丸列車:江戸~軽井沢~草津

奥州道弾丸列車:江戸~仙台~青森

山陰道弾丸列車:京三条~松江~馬関

北陸道弾丸列車:京三条~金沢~新潟

 南海道弾丸列車:大坂~高松~松山,(高松~高知)

 西海道弾丸列車:博多~久留米~鹿児島(~那覇)

博多~久留米~長崎

北海道弾丸列車:青森~旭川(~稚内),札幌~釧路(~根室)

()内の区間は2期建設区間として、全弾丸列車が一通り建設された後で整備される路線です。おそらく史実の今くらいの時期に建設工事が進められていると思われます(那覇までの区間はリニアと同程度かそれ以上に時間・工費が掛かりそうですが)

 

地図を見ればわかる通り弾丸列車の起点は北海道と西海道を除けばすべて江戸,大坂,京都の「三都」となるため、本世界の日本での3大ターミナル駅として君臨します(史実と異なり東京一極でなく3極集中(大坂と京都は畿内都市圏となるので2極集中とも言えますが)となっています)。運転区間ですが、基本的には各弾丸列車内での運転となるので弾丸列車の境目では乗り換えとなります。ですが史実同様に、東海道と山陽道が直通といったように速達列車中心に弾丸列車を跨いでの運転は普通に行われます。

 

在来線の変化は、特急列車がそのまま移行する形となるので特急こそ廃止されますが急行以下はそのまま残り(そして急行しか止まらない駅には弾丸列車は止まりません)安価な中距離輸送(100㎞程度)および行政国内の移動そして通勤・通学・通院といった日常利用に専念します。そのため「都市電鉄区間」と称し、近郊輸送電車専用の駅が数多く国府所在地周辺中心に数多く開設されます。まあ、史実JRに近くなっていきます。これらは空想地図や駅一覧図などを作成し別途記事にしていきます。

 

弾丸列車の沿革

弾丸列車は全部で9つありますが、全てが無論同時に建設されるわけではありません。

建設順としては、東海道→山陽道→奥州道,北陸道→中山道,西海道→北海道→南海道→山陰道の順といえるでしょうか。東海道および山陽道に関しては開通時期が史実の弾丸列車計画とほぼ同時期になる&やや権威主義的な要素(中共政府的な強引さ)があるので土地の強制収用も進めやすくなるため、奥州道より先の路線の建設計画も早まっていくことになります。