社会不適合者の生きやすさは、『真っ当な親』であるか否かと感じる。
社会不適合者は時代によって定義こそ変わるのであるが、現代日本でも一定の割合で、存在する。
殊にブロガーの場合だと、偏見になるが平均より社会不適合の割合は高いといえよう。そうでないと、このような内面を露出する行為に耐えらず遠からずブログを辞めていくであろう。
このような社会不適合者が『真っ当』な生き方をしている親に育てられた場合、価値観の違いから苦痛を浴びることが多い。
社会不適合者と自覚している方は、『何で、こんなこともできないの?』と責められたことも多いと思うのでその対処法について書いていくことにする。
本記事で『真っ当な』の意味は「世間の常識に縛られている」というマイナスな意味であり、人生設計をしっかりしているとか、大企業や公務員として勤務しているという意味ではない。
お品書き
1. 社会不適合者を定義する
社会不適合者という言葉はよく使われるが、定義というものは曖昧なものである。
よって、まずは「社会不適合者」の定義をはっきりさせなくてはならない。
社会不適合者
読み方:しゃかいふてきごうしゃ社会の要求に応えて生活することが困難な者。社会に適合できない人。うまくやっていけない人。
社会不適合者を、辞書で調べてみましたらこのような意味で出てきましたが、具体例が無くて分かりにくい。
ということで、私が『社会不適合者』の定義を独断で決めていきたいと思う。
社会の欲求に関しては、
(現代の)社会の要求≒学校へ行き、大人になれば仕事をしてお金を稼ぐ。働き始めてしばらくすれば、結婚して子供を育てる。仕事は多くの人は、会社や役所でサラリーマンや公務員として働く。
という解釈をした。この解釈に基づけば、学校に行けない不登校の生徒も社会不適合者と言えるし、会社を早期離職をくり返す方も社会不適合者と言える。
こう言うと、職を転々としている人は、ブラック企業だったからだと言い訳するだろうが、社会不適合者の候補生であるという現実を直視した方が良いと感じる。
現代では社会不適合者と自覚すれば人生設計を立て直すこともできるからである。
2.社会不適合者の生き方とは?
会社を転々とするということは、『石の上にも3年』という言葉を全否定する私でも仕事のスキルなどが身に付きにくいということは否定できない。となると、社会不適合者のように会社を転々とする生き方は真っ当な生き方(笑)をする人たちに比べて会社勤めという土俵に立つ限り不利となるので別の生き方を模索することが必要である
そもそも世間は社会不適合者にはサラリーマンや公務員として勤めていても真っ当な生き方についていける人の足を引っ張りかねないので、究極的には働かずにベーシックインカムで生活して欲しいのが本音である。
しかし、現状ではベーシックインカムの制度は導入されてない以上、親の遺産や石油マネーが10億程度残ってない限りは『社会不適合者』いえども、何らかの手段で稼具必要が有る。アルバイトやパートで働くにしても
そこで、社会不適合者が食い扶持を稼ぐ方法としては
A.起業する
B.フリーランスで働く
C.ネオニート
あたりを提示させていただく。
AおよびBに関しては、他のブロガーさんも数多く提示しているやり方なので説明は割愛させていただく。
Cのネオニートについては少し説明が必要で、
ネオニートとは、端的に言えば収入を得ているニートです。
就労していない、また就労の意思がないのは通常のニートと変わりませんが、
ネオニートはそんな状態にあって収入を得ている人のことを指します。会社などで働かず、悪徳な方法で金銭をだまし取るようなこともなく、
自宅にいながらにして会社員の10倍以上の収入を得ている人もいます。
という定義がある。
ネオニートの例としては、本ブログおなじみの『お前ら、社畜で人生楽しいか?』
Atusi@ソラノカケラさんが挙げておきたい。
Atusi@ソラノカケラさんは、社畜からネオニートへ!実際に変化してみて分かった5つの事! | お前ら、社畜で人生楽しいか?にて
7ヶ月前に社畜の生き方を辞め、株を重点的にこなし、月平均10万円の利益を上げてるんである意味ではぼちぼちネオニート名乗っても良いかな?と思ってます
ネオニートとしては戦闘力低めかも知れませんが、収入があるという時点でやましいことは何も無いので堂々と胸を張って平日に近所の散歩も出来ますしね
それに一部ブラック企業に居たときよりも収入があるんで「同年代よりも収入を得ている」という定義にもカスッてるんで、ネオニートで問題は無いかなとw
株式投資によって毎月約10万円の収入を得ている事を報告している。現在では実家暮らしから大阪に移住し、月3万円で生活を送っているそうなので、生活コストを落としたい諸君は必見である。
本人は、発達障害は辛いだけ?いいえ、これからの時代は強力な強みです | お前ら、社畜で人生楽しいか? において
厳密な検査はしていませんが、あるか無いかの判定ではモロに引っかかってたんで、軽度な方だとは思いますが発達障害者だと思ってもらって構いません
私は就職した企業が今までブラック企業だったこともありますが、それに輪をかけて人と上手くやれずに揉めまくって社会では上手くやれない人間です
と発達障害を自認しているそうだ。ブログで今までの会社では20代にも関わらず高校卒業後10年間で10回程度転職を繰り返しており、会社生活が上手くいかなかったため就職を諦めネオニートになったといういきさつがある。
ここまで見て、会社で上手くいかない社会不適合者は起業,フリーランス,ネオニートのような選択肢を取ればいいじゃんと思いがちですがここで大きな壁が有ります。学校に行き会社や役所で働き結婚するというのが善とする『真っ当な親』に育ってしまった社会不適合者にとってネオニートになるのは容易ではありません。「真っ当な親」が社会不適合者に取る態度について、書いていこう。
3.『真っ当な親』と社会不適合者の関係性
A.『真っ当な親』にブロガーという職を語った男性
現実的には、社会不適合者が真っ当な生き方ができない(≒社畜的な生き方)が出来ないからといって会社勤めを辞めてフリーランスやネオニートになると言い出すと、『真っ当な親』の場合ほぼ否定があるだろう。
本記事で言う 社会不適合者ではないが、双極性障害関連の情報を中心に発信している星野 良輔(ほしの りょうすけ)が自ブログメンタルハックでブロガーとしての仕事を母親に全否定されたというエピソードを語っている記事がある。
その記事は、母親はブロガーという仕事を全否定した。サラリーマン一家にブロガーを理解などできない。に掲載しているので引用したい。
星野さんは自分がやっているブロガーという職業を母親に言ったところ
母親にしつこく今やっている仕事を聞かれてしぶしぶ答えたけど、案の定そんなの無理、早く定職に就きなさいだった。
— 星野 良輔 (@hossy_fe_ap) 2016年4月7日
正直何とも思わない(;´Д`)理解できるはずもない(;´Д`)
一応、ブロガーとはどういう仕事なのか、ブログ以外の書くことについての仕事をいくつかお話ししました。
理解してもらえるとは思っていなかったけれど
否定的な言葉を浴びせられる結果
となりました(笑)
だそうだ。双極性障害という医師の診断がある精神疾患にしても、真っ当に仕事しろなので、社会不適合者という医師の診断というお墨付きもない自覚症状オンリーの状態でしたら『真っ当な親』が否定してくるのも無理はないだろう。
B.一見理解を示してくれると思った親も「真っ当な」親というリスク
だが、一見理解を示してくれると思った親でも安心は禁物だ。
先ほど紹介したAtusi@ソラノカケラさんも株+ブログの稼ぎで生活するという手法に関してブログ内で親ともめた件を書いています。
その時の記事:コレを見ている皆、私か父親かどっちが悪いのか判断して欲しい | お前ら、社畜で人生楽しいか?
親の真意については、コメント欄より引用した。
今回の件までは親も理解してくれていると思っていたのですが、私の将来設計よりも世間体を優先したということで正直がっかりしましたね
今のままだったら親の介護とか必要になっても多分することは無いんじゃないかなと思っています
私もこの件に関して、他人事ではないので援護射撃の記事を書いた。
参考記事:【社畜礼賛論者に告ぐ】ワープア・過労死に加担しているのはお前だ!
とにかく、実家暮らしですといつ責めらてもいいように覚悟した方がよいだろう。
終わりに:真っ当な親のいう生き方はメリットがあるのか?
とはいえ、『真っ当な親』のいう
(現代の)社会の要求≒学校へ行き、大人になれば仕事をしてお金を稼ぐ。働き始めてしばらくすれば、結婚して子供を育てる。仕事は多くの人は、会社や役所でサラリーマンや公務員として働く。
という生き方はフリーランス等よりも現状では相対的には収入面で安定しているのは確実で、結婚などを考えれば社畜になった方が得だろう。
「結婚」に関しては私は、「社畜」不適合者が「結婚」してはいけない理由を独身者が語る!で語ったように全否定派であるし、「学校」についても、私は不登校などなく真っ当に学校生活を送れましたが【大学中退問題】「なぜ学問をする気が無いのに大学なんて行こうと思った!」と聞く人はいないのか で語ったように独学で勉強すべしという持論を持っている。
就職にしても、社会不適合者(に限った話ではないですが)が『真っ当な親』から理想の人生として提示されることの多い、大手企業や公務員への就職さえも「東証一部上場企業に内定?」お可哀そうにという件 でも書いたように、なまじ知名度(と待遇の良さ)があるせいで辞める時にブラック企業以上に苦労すると思う。
こう考えると、『真っ当な親』の提示する人生に従ってもメリットは少ない。ただ私含めて社会不適合者はワーキングプアのような人も多いせいか、成人でも実家暮らしの人がブログなどでも多い印象です。となると、どうしても物事を起こす(起業とか転職とか)ときは『真っ当な親』だろうが許可を取らないといけない空気に陥りがちである。
『真っ当な親』が真っ当な生き方に反対する心理を知りたければ、親の反対や嫁ブロックは貴方の為じゃない!死にたく無いなら無視しろ! | お前ら、社畜で人生楽しいか?
をどうぞ。
そして真っ当な親から逃れるためには収入が必要となるので、
社会不適合者は脱社畜を目指せ! フリーで稼ぐ生き方をまとめてみた
辺りで収入をゲットできる手法を伝授する。
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