学校って何のために通うのでしょうか? いい会社に就職するため、将来就きたい職業の勉強をするためと人により解答は様々でしょう。みんなが行くからとか親に言われて何となく進学しているという方も多くいます。そのような中、たまに有る回答が「学校の勉強で『教養』を身に付けたい」という人です。
ホリエモンこと堀江貴文氏は最新の著書である『全ての教育は「洗脳」である』において、「学校では教養はつかない」と断言します。
『全ての教育は「洗脳」である21世紀の脱・学校論』では、ホリエモン流の教育論と『没頭』の重要性を語る新書であります。全日本人,特に中学生や高校生といった若者に読んでほしいと思います。この本を読んでいくと教育の真の目的は決して勉強ではないと分かってくると思います。もちろん、「教養」も身につかないのですがもう少し掘り下げて説明していきたいと思います。
お品書き
必要なことは、学校では教えてくれない
ネット検索の仕方や公開鍵暗号の仕組みなど、今の時代を生きるのになるべく持っていうたほうがいいスキルや知識は存在する。その持ち合わせがない人は、ある人に比べて圧倒的に社会的リスクが高いだろう。たとえば、「先祖供養のためにこの墓を買いなさい」「高濃度の水素水でダイエット!」などという宣伝文句にひっかかるのは、教養がないせいだ。最低限の化学的知識があれば、オカルト的インチキは一発で見抜ける。
『全ての教育は「洗脳」である21世紀の脱・学校論』第3章「学びとは『没頭』である」からの1節です。ホリエモンといえば教育否定論者且つ学校否定論者の最右翼として有名で、教養も不要だと発言しそうだったので、ここは意外と感じました。
しかし次節では、学校は不要と断言するホリエモンだけあって手厳しい言葉が続きます
でもこうした教養は、学校教育など経由しなくても身につけることができる。というより、学校では身につかないのだ。
学校、特に(文系)大学に通う大きな大義名分として『教養を身に付ける』ということが世間一般では言われておりますが、そういった大義はもう使えないですね…
でも確かに「先祖供養のためにこの墓を買いなさい」「高濃度の水素水でダイエット!」を見分けるための方法なんて学校では教えてくれませんし、最近話題となるブラック企業の見分け方やブラック企業から身を守るための労働基準法も教えてくれません。
ホリエモン以外でも、例えば、子供には学校の勉強よりお金の教育に力を入れるべき理由を語る | お前ら、社畜で人生楽しいか?では
お金が汚いって情報を植え付けているのは、確実に搾取を行う側で、汚いと認識をさせておいてお金の知識を遠ざけることで搾取をし易い環境を構築していると断言していい
法律とか知ってるやつよりは、知らないやつからのほうがぶんどりやすいのと一緒
だからこそ出来るだけ早い段階でお金と向かい合う必要はあるし、私自身 滅茶苦茶早い段階でお金に関わることが出来ていたので、少なくともお金で困ったことは殆ど無い
お金の勉強をすることは、不当な搾取に対抗したり、必要以上の努力をしなくて済むための、社会に出てから絶大な武器になりますよって子供には社畜養成施設の学校の勉強なんかよりも、お金に関することを徹底的に仕込んであげたほうが、子供は将来路頭に迷う可能性が低くなるでしょうね
と搾取に対抗するためにも学校の勉強なんかよりお金の勉強をしろという主張がされています。やはり考えることは皆一緒なんですね。因みに、赤字部の「お金が汚いって情報を植え付けている」のは学校教育で「洗脳」したい側および彼らに洗脳済みの取り巻きと言っていいでしょう。
ホリエモン流、「教養」の身に付け方
ではホリエモン的にはどのように教養を見つけるべきなのか?
その疑問に、次の言葉で解答しています。
僕の考えは違う。教養とは、それぞれが好きなことをしていく中で、必要なタイミングで身につけるものだ。
この解答には頷けるものがあります。 好きなことをしていくに当たっては、好きなことの知識だけでなくその関連の知識を身に付けていくというのを聞いたことがあります。
例えていうなら、アニメのファンがアニメの背景知識などを調べてマニアになっていくのも、ホリエモンのいう教養に近いイメージでしょうか。
ホリエモンは、逆に教養の身につかないやり方の例も紹介しています。
教養は、やる気なく教科書を眺めているだけでは身につかない。一つのことに無我夢中になれば、それは勝手についてくるのである。
学校の授業で教養を身に付けた!と語る人に今まで1人も出会ってない理由が何となくこの2文で分かりました。
という訳で、教養を身に付けたい人は学校なんかどうでもいいので、夢中になれる何かを見つけることを考えるべきじゃないかなと考えます。
私の教養論に近いもの⇒【大学中退問題】「お前ら、大学に遊びに行くのか?」
ホリエモン流教育論である、『全ての教育は「洗脳」である』ではコチラから
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